きなり@土浦市で「ざる蕎麦」
2017年7月夕方、茨城県土浦市の蕎麦屋「きなり」に行ってきました。
お店は、荒川沖駅から遠く離れた立地のため、車でのアクセスになります。
駐車場は、お店の建物のある敷地の隅の方にあります。
店内は落ち着いた感じの座敷席でした。
ざる蕎麦 800円 3.5
オヤツ感覚で食べに来たので、シンプルにざる蕎麦を注文しました。
ざると言っても海苔が乗っていないので、いわゆる盛り蕎麦ですね。
シンプルにザルに盛られて出てきたので、比較的小ぢんまりとした盛りかなと思いましたが、意外と底が深く標準的な盛り蕎麦の中では比較的多めの方でした。
辛汁は甘味のないキリッとしたもので、ややツーンとしたカツオ出汁をしっかり感じるものでした。割とサッパリとした味わいで、蕎麦のジャマをしません。
薬味はネギと山葵です。
太さといい、色といい、見た目は全く特徴の無いお手本のようなザ蕎麦という姿をしています。
よく見るとやや粗びき目になったものが星のように入っていますが、基本的に比較的滑らかな舌触りです。コシはコリッとするほど固くなく、もちっとするほど太さと弾力もなく、丁度良いお手本のような良い蕎麦の塩梅のコシに仕上がっています。
なんというかと際立った特徴はないのですが本当によく出来ているんです。
水分含有量に関しては際立った瑞々しさはないものの美味しくいただきましたが、結構劣化が早く途中で早くも乾いてきてしまいました。
また香りに関してですが、流石にそばには一番厳しい7月末ということで、際立った強い香りはありませんでしたが、意識しなくても蕎麦の風味を感じられる程度にはしっかりしています。
また蕎麦の甘みもあり、しっかりした蕎麦の風味と合わさり美味い蕎麦だなという感じでした。
たぶん新蕎麦の時期にはさらに際立った感じになるのでしょう。
蕎麦湯は白濁したトロッとしたものです。
蕎麦の風味もほのかに感じることが出来て飲みごたえがありました。