手打そば もり@高田馬場で「三色そば」
2018年2月昼、高田馬場の蕎麦屋「手打そば もり」に行ってきました。
お店は、西早稲田駅から徒歩4分、高田馬場駅から徒歩7分ほどの立地です。
駐車場は、無さそうです。
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三色そば 990円 3.6
せいろ780円はまあ普通か有名店にしてはリーズナブルかなという印象でしたが、二色そば890円、三色そば990円と言うのは驚きのコスパじゃないでしょうか。
3色蕎麦とか2000円近く取る蕎麦屋も珍しくないですからね。
ということでこのメニューで3色蕎麦以外の選択肢があるのかという感じで、注文しました。
まずは辛汁と薬味と1枚目の変わりそばが出てきました。
辛汁は、甘味と醤油の塩分がしっかり感じられる大味で濃いめの味付けのものです。
薬味はネギ、大根おろし、山葵です。
1枚目の変わりそばですが、この日は一味唐辛子切りでした。月替りとかなのかな?
柚子切り、ケシ切り、茶蕎麦など、変わりそばと言っても様々ですが、一味唐辛子は初めてかも。というか、この鮮やかな真っ赤なビジュアルは鮮烈ですわ。
ベースとなる更科蕎麦は、少し粗めなザラッとした舌触りで、コシもしっかりしていて瑞々しく言うことなしです。
そこに一味唐辛子が練り込まれているわけですが、見た目の強烈な真っ赤な色からは考えられないほどに辛みが抑えられていて、ほんのり唐辛子の風味をを感じるのみです。
最後にほんの少し辛さも感じますが、辛さといい唐辛子の風味といい全く不快な感じがありません。ほのかで実によく蕎麦に合っていました。
ちなみに量ですが、3枚出てきて990円なのでちょこっとかと思いましたが、結構しっかりしています。3枚で、標準的な盛り蕎麦2枚分くらいの量がありました。
これで1000円いかないのはやはり驚きのコスパです。
2枚目は普通の二八のせいろですね。色も極めて標準的な蕎麦という感じです。
舌触りは変わりそばよりもやや滑らかか同じくらいかな。こちらも冷水でキュっと締められて良いコシですが、コリッと硬い感じではなく、もう少しもっちり寄りなコシでした。
良い感じの噛みごたえと瑞々しい舌触りで良い感じの蕎麦ですが、香りは少し弱いかな。
全く蕎麦らしい風味がないわけではないのですが、濃い香りがしっかり来る感じではない。
香り以外は非常に素晴らしい蕎麦だなと感じましたが、やはり個人的に蕎麦に期待しているのは濃い蕎麦の風味なので、ここが欠けているとあと一歩感を感じてしまう。
3枚目は田舎そばです。非常に濃い色をしていて、色とりどりの星が散らばった、少しだけ太め蕎麦で、いかにも田舎そばという感じの美しい風貌です。
2枚目の二八よりも太めですが、コシはもちっとよりはむしろ固め系方向でした。
挽きぐるみらしく、噛むとギュッギュッという甘皮などの噛みごたえがあります。
いかにも田舎という感じのワイルドな噛み味で実に良いですね。食べごたえありますよ。
こちらも蕎麦の香りは濃くはありませんが、田舎はコシや噛みごたえなどの要素があるので満足感は高いです。
値段といい量といいクオリティといい、文句のつけようのない3色蕎麦でしたが、あと2枚目のせいろにもう少し濃い蕎麦の風味があれば完璧だったかなという感じです。
最後に蕎麦湯が出てきました。かなり濃く白濁したトロッとした蕎麦湯で、蕎麦粉を溶いたタイプかな。濃さの割に重さがなく、蕎麦の香りもそれほど感じませんでしたが、やはり白濁トロトロなので飲み応えはあります。
手打そば もり 店舗情報
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