はつがい商店@鶴ヶ島市は数々の限定ラーメンが楽しい
2019年7月夜、埼玉県鶴ヶ島市のラーメン屋「はつがい商店」に行ってきました。
お店は、鶴ヶ島駅から徒歩1分ほどの立地です。
駐車場は、無さそうです。
入口入って左手の券売機で食券を買ってからカウンター席に着きました。
ちなみに同じ店舗で、木曜日のみはつがい麻婆豆腐店として営業しています。
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つけそば 760円 3.6
結構メニューバリエーションがあり迷いましたが、券売機一番上のつけ麺にしました。
麺は同一料金で220グラムと300グラムが選べましたので、300にしました。
濃厚にドロッとしたつけ汁に、300グラムの太麺という、非常にオーソドクスなスタイルのつけ麺ですね。
麺は正に300という感じの盛りでボリューミーですが、つけ汁は結構少なめですね。
ドロドロで掬い上げが良く、割としっかりしょっぱさがあるので、ややこそぎ落としながら食べたら、麺量丁度でつけ汁が無くなった感じでした。
非常に濃厚に乳化した動物スープに鰹節鯖節などの魚介を合わせた、非常にオーソドックスなスタイルのダブルスープのつけ汁です。正につけ麺という感じの王道の味わいです。
しかし完成度はかなり高く、同じような味付けのお店の中でも完成度かなり高いです。
結構甘みがしっかりしている系統ですが、魚介系もしっかりしているのでチープさというか違和感がありません。
動物と魚介が輪郭ぼやけてマイルドに融合していて、本当に旨味が濃厚です。
カエシも醤油感と甘みがしっかりしているのに角がないマイルドさ。
麺は正につけ麺という感じの、ストレートな太麺がたっぷり300グラムです。
星の散らばった多加水のツルッとした麺は、冷水で締められて良いコシですね。つけ麺として理想的な麺です。
具は麺の上にカイワレとレモンが乗って、つけ汁にはチャーシューとウズラの卵とメンマと魚粉の乗った海苔が入っています。
ノーマルのつけ麺で800円を切りますので、具材はやや控えめな感じかな。特製のほうがいいかもしれませんね。
限定 牡蠣のつけそば 900円 3.8
2019年11月午後の訪問。今回は限定の牡蠣のつけそばにしました。
つけ麺は標準で220グラムということで、つけ麺にしてはやや軽めの印象です。
せっかくの贅沢な牡蠣のつけ汁を無駄にしたくないので、大盛りにしても良かったかなと思いましたが、贅沢につけ汁を使って食べたら割と丁度良いくらいでした。
大きめの牡蠣5個分が溶け込んだというつけ汁は、牡蠣をそのまま液体にしたような濃厚な牡蠣の色をしています。とにかく濃厚で牡蠣の風味を存分に味わえるつけ汁で美味!
牡蠣を細かく粉砕してそのままスープにしたような感じですが、それだけではなくベースとなるスープの旨味も感じるような気がします。
ものすごく全面で牡蠣牡蠣しているというだけではない感じです。
麺はつけ麺らしい太麺で、やや星も見える多加水のツルッとした麺で、コシもしっかり。
チャーシューもつけ汁に入ったホロッと柔らかなバラチャー、麺に乗った鶏豚のレアチャーと豪華です。
ラーメンセット 900円 3.5
2020年7月午後の訪問。今回はラーメンセットにしました。中華そばor塩そばからラーメンを選べ、丼や一品とご飯などがセットになっています。
以前ランチセットというのがありましたが、無くなってラーメンセットになったということは夜もあるのかな?
何はともあれ醤油ラーメンの中華そばの方にしてみました。
澄んだ清湯の醤油ラーメンで、まさに中華そばという感じの風貌ですね。
非常にクリアな淡い出汁で、非常に上品な味わいです。びっくりするほど澄んですっきりクリアというか、淡く優しい味わいで一瞬厚みがない気がするものの、奥行きがあって不思議と旨みがしっかりしています。
鶏+魚介な気もしましたが、すごく澄んですっきりなので魚介オンリーかもしれません。
昆布鰹節みたいなオーソドックスな出汁だけではなく、他の乾物なども入っていそうです。
淡く繊細な感じでしたので、もしかしたら塩のほうがより出汁を感じられたかも。
麺は比較的ストレートな細麺で、ツルンとした割と多加水系のものが、やや固めに仕上がっていて良い食感です。
具は、セットだからなのか、もともと中華そばはこうなのか分かりませんが、ネギとフライドオニオンとあまりにシンプルでした。
少ししてからセットが出てきました。この日は、ご飯と油淋鶏でした。
いや、想像以上に立派ですよ。ラーメンのサイドメニューのミニ丼とかとは一線を画する規模!
むしろこちらがメインなんじゃないかと思うほどのボリュームで、これだけで油淋鶏定食としても成立するくらいに立派な油淋鶏と、小ではなく普通盛りのご飯が付きます。
油淋鶏はしっかりサクッと仕上がっているのですが、タレにひたひたに浸かって、上にはこれでもかとネギや生姜などが乗っているため、割と柔らかくなりがちです。
中のお肉はこれぞ胸肉という感じの、非常にスッキリとした味わいになっています。かなりさっぱりな味わいでササミかと思ったほどです。でも、しっかりふっくらしっとり仕上がっていて、衣も付いているので非常に美味いです。揚げたてアツアツだしね。
想像以上にしっかりした量とクオリティの油淋鶏で驚きました。ラーメンなくても定食として成立するレベルです。これで900円はお得感がありますね。
限定 激辛の麻辣つけそば 950円 3.4
2020年8月午後の訪問。今回は限定の激辛の麻辣つけそばにしました。
出てきてこれは確かに辛そうだという風貌をしていますね。麺に乗った素揚げにされた鷹の爪の量に驚愕です。
ただし、これは素揚げにされているためか、強烈な辛さまではありません。こいつを素揚げにした油が辣油となって、つけ汁を辛くしているんだろうな。
そしてつけ汁ですが、まず粘度がすごいですね。黒胡麻タンタンメンみたいな濃度の高いゴマ味噌系の風味ですが、これでもかとホールの花椒が入っていて、麻味が半端ないです。少し食べただけでも舌がビリビリします。
辣味の方は実はそんなに強烈ではなく、痺れる麻味がメインですね。舌がビリビリするのは刺激的で好きですが、舌がマヒしてすごくしょっぱく感じてしまうのは、仕方ないとはいえやや残念。もう少し麻味を抑えて、辣味を増した方が好きかな。
ラーメンセット 900円 3.5
2020年8月午後の訪問。今回はラーメンセットにしました。
今回のセットは、角煮とガーリックペッパーライスでした。
ガーリックペッパーライスかなりガッツリ盛られていて、非常にボリューミーです。
ニンニク醤油で作った焼き飯という感じの味わいで、非常にパンチがあります。
ラーメン屋なのでラーメンのスープなんかも使っているのかもしれませんが、いかんせんニンニク感が強いので、ニンニクが一番前面にぐいぐい出てきます。
角煮はオーソドックスな甘辛醤油味で、柔らかに仕上がっていて、大変美味でした。
キムチも日本人好みの発酵の進んでいない浅漬けで、クセなく美味しいです。
今回は塩そばの方を頼むはずが、また中華そばにしてしまいました。
しかし、今回は前回よりもなんだか美味かった気がします。
鶏清湯の名店にありがちな、非常にワイルドで力強い鶏出汁のような旨みが感じられ、非常に力のあるあっさりシャバシャバスープでした。なんか今回本当にスープが美味しく感じました。
麺も弾力のあるプリンとした感じに仕上がっていて、スープにも合っていて美味かった。
2021年10月午後、埼玉県鶴ヶ島市のラーメン屋「はつがい商店」に行ってきました。
限定 濃厚海老つけ麺 850円 3.5
今回は、限定の濃厚エビつけ麺にしました。
濃厚エビ白湯味噌つけ麺の方にしようとしていましてが、誤ってノーマルのエビつけ麺にしてしまった。
でも、濃厚で美味そうなつけ汁が出てきましたよ。つけ汁たっぷり波波なのが良いですね。
麺は、値段変わらず並と中盛りが選べるので中盛りにしたら、つけ麺らしい300グラムくらいの麺が出てきました。満足ボリュームですね。
つけ汁はドロッと濃厚系で、これでもかとエビの旨味が全面に感じられる味わいです。
全体が全てエビ感で埋まった味わいなのですが、ゴリゴリにツーンとするエビの風味がするのかといえばそうでもなくて、どちらかというと大人しい味わいのエビ感ですね。
香ばしく焼いた海老の殻や味噌も全部煮出したような印象のとんでもなくゴリゴリに主張する海老感ではなく、むきエビを優しく煮出したような印象の方向の優しい海老感です。
ガツンと強烈な海老感は来ないのですが、味わってみると確かに深いエビの旨みを存分に感じます。
水面には一味の粉の入ったラー油が結構たっぷり浮いていて、ヘタしたら辛つけ麺系の味わいになりそうです。マイルドな系統のエビの旨味にアクセントを与える重要なものだと思いますが、やや多いかなという気もしました。
麺は、つけ麺らしい太麺ですが、ものすごく太くはなくやや細めの太麺かな。このくらいのが食べやすくてバランス良いですね。
しっかりと冷水で締められて、コシがある良い麺です。星も飛んでいて美しいですね。
麺には焼き豚とキャベツが具として乗っています。
豚は脂身もありますが、ほろほろに柔らかな系統ではなく、焼き豚と呼びたくなるような、しっかり赤身を食べさせてくれるようなものでした。当然しっとりで柔らかではあります。
生キャベツがさっぱりとしていて、濃厚なエビつけ汁によく合っていました。
つけ汁の中には刻まれたチャーシューなども入っています。満足感のあるつけ麺でした。
2022年3月午後、埼玉県鶴ヶ島市のラーメン屋「はつがい商店」に行ってきました。
限定 牛骨ラーメン 850円 3.5
今回は限定の牛骨ラーメンにしました。
スープを飲んでみて予想していたよりはさっぱりの印象ですね。
もちろん白濁乳化スープでトロッとしているのですが、なんとなくイメージでものすごく深く乳化して旨味が溢れんばかりの濃厚スープを勝手に想像していたのでね。
何のスープか言われなければ、豚骨あたりと思ってしまうかもしれませんが、牛骨と言われて飲んでみれば確かに牛の旨味です。
大変力ある動物スープですが、ドロドロしすぎないさっぱりクリアな後味ですね。
ロースとバラの2種類のチャーシューは柔らかで上質、キャベツや紫玉ねぎやネギも乗り満足内容です。
2022年3月夕方、埼玉県鶴ヶ島市のラーメン屋「はつがい商店」に行ってきました。
限定 背脂煮干しそば 850円 3.6
今回は限定の背脂煮干し蕎麦にしました。確かに背脂が水面をびっしり覆っています。
スープは思ったよりも濃い色で、しっかり濃い口の煮干し醤油ラーメンしてます。
もっと背脂に寄ったマイルドな動物系がくるかと思いましたが、キリッとした煮干しのすっきりスープでしたね。清湯のあっさりスープですが、程よくエグみも活かした、しっかり煮干し風味です。
しっかり煮干しに水面をびっしり背脂なので、とても味にパワーがありますね。
麺は中太縮れ麺で、星も見える多加水ツルツル麺になっています。煮干し系のラーメンには珍しいタイプの麺ですが、この背脂煮干しスープにはよく合っていて美味です。
2022年4月午後、また行ってきました。
限定 濃厚ホタルイカ煮干し 950円 3.5
イカ煮干しの濃厚系ラーメンは、結構強力な風味のある上級者向けのイメージがあるので倦厭していましたが、ホタルイカという珍しいものに惹かれて頼んでみました。
あんなにちっこいイカでどんな味が出るのだろうとかと思いましたが、ガッツリ濃ゆいイカの濃縮された旨味があります。
濃厚イカ煮干しそば系の味わいで、一瞬上級者向けかと思いましたが、そこまで強烈なイカ煮干し臭さは無く、中級者でも大丈夫なくらいでした。
ホタルイカもイカはイカなんですね。まるでスルメイカをそのまま液体にした感じの、濃厚なイカの風味が感じられる、超濃厚イカ煮干しのスープです。
麺はいつものややパツッとした細麺ですね。
ややハム感があるロースチャーシューとバラマキチャーシュー、メンマ、のり、ネギ、紫玉ねぎと具材も豪華です。
2022年5月午後、また行ってきました。
限定 トマト白湯チーズつけ麺 900円 3.5
限定のトマト白湯チーズつけ麺にしました。トマトラーメンはどこで食べても鉄板の旨さですが、さらにチーズまで加わっているとなれば、鬼に金棒でしょう。
ベースは動物系の白湯スープで、そこにトマト成分が加わっているので、西洋料理のトマト煮込みや、中華の牛肉のトマト煮といった方向性の味わいです。
鉄板に美味い味わいですが、つけ麺だと麺がやや冷えた状態なので、あまり合わない気がしないでもないかな。麺が熱いラーメンの方が合うかも。
つけ汁に長く浸けて麺を温めた方が美味かったですね。
それやると、つけ汁がアッといまに冷えてしまうから、なかなかできないけど。
2022年8月午後、また行ってきました。
限定 坂戸つけ麺 850円 3.7
今回は、限定の坂戸つけ麺にしました。こちらのお店は鶴ヶ島市ですが限定で坂戸つけ麺がでていました。
坂戸つけ麺は、おそらく坂戸の老舗である丸長インスパイアで、びんびん豚 坂戸店あたりが発祥で、坂戸近辺のラーメン屋で出されているつけ麺ですね。
丸正のつけ麺は、東池袋大勝軒系の味わいのつけ麺で、比較的シャバシャバの動物魚介ダブルスープに甘味と酸味がほんのり入ったものです。
こちらのつけ麺もまさにこれに倣ったものですが、お店の個性も出してきていますね。
豚の旨味をガッツリ感じて、そこに魚介と優しい酸味甘味が入ったスープになっています。
豚脂の風味が1番主張して、酸味甘味が入ったスープの中でも、1番目立っています。
全体の味のバランスがとにかく素晴らしい、大変美味い東池袋大勝軒系のつけ麺でした。
2022年8月午後、また行ってきました。
限定 ヤミつきマー油まぜそば 900円 3.6
今回も限定のヤミマーにしました。
上に具がかなり豪華に乗っていますね。鳥チャー、ハムみたいな薄いロースのチャーシュー、柔らかなバラチャーシュー、細メンマ、刻み玉ねぎ、刻み紫玉ねぎ、ネギ、卵黄、キャベツ、大葉などが乗っています。
まぜそばというより油そばみたいな感じで、マー油がこれでもかと絡んだタレ油が、麺の全体に絡んでいるので、グチャっと混ぜなくても美味しくいただけます。
豊富な具から麺を掘り出すとこんな感じ。混ぜなくても、タレ油が麺に満遍なく絡んでいます。
想像以上にマー油感が濃厚で、苦くないくらいにしっかり濃厚に、香ばしい焦がし油の風味を感じます。
凄いね、本当にマー油の風味が前面に出て主張しています。まぜそばというより油そばですが、マー油が香ばしいのであまり油っぽさは感じなくいただけます。
タレ油には極小刻みニンニクなどもしっかり入っていて、全体的にすごくパンチのある味わいです。
2022年9月午後、また行ってきました。
限定 牛骨つけ麺 950円 3.5
今回も限定の牛骨つけ麺にしました。以前食べた牛骨ラーメンとは味が違いますね。
軽くトロッと乳化した牛骨スープからは、確かに牛の旨みを感じます。
鶏とも豚とも違う牛独特の旨みがしっかり感じられるのは、変にドロドロに濃厚でタレも濃いものではないからかもしれません。シンプルな味わい故に牛の旨みがよく分かります。
一方、つけ麺らしく甘みと酸味も入っていて、単純な牛骨の味わいだけではない創意が感じられますね。
麺は、つけ麺としてはやや細めのもので、多加水でツルッとした麺で、つけ麺に合います。
具はつけ汁に沈んでいるものもありますが、何といっても麺に乗ったローストビーフが目立ちます。豚レアチャーとも違う、力強いローストビーフの味と噛み応えがパワフル!
2022年10月午後、また行ってきました。
限定 アゴ坂戸つけめん 850円 3.5
今回も限定のアゴ坂戸つけめんにしました。
先日食べた坂戸つけ麺とはまるで違うものでしたね。
麺は中細の多加水麺を冷水でキュッと締めてプリプリに仕上がっています。
麺量も300gでしっかり食べ応えあります。
つけ汁はノーマルの坂戸つけ麺とはまるで違い、濃厚な豚の風味がなく、ビターなアゴの風味がガツンと来ます。
アゴの旨味だけでなくエグミもしっかり生かした味わいです。
あそこまでアゴのエグミはないですが、佐渡の蕎麦屋を思い出しましたね。
味わいは醤油ベースに甘味が入ったもので、丸長インスパイアの坂戸つけ麺に沿ったものです。酸味はないですね。
とにかくアゴの風味が力強い味わいで、魚介系の風味のさっぱり系つけ麺という感じで、ノーマルの方とは180度違う味わいでした。
2022年10月午後、また行ってきました。
限定 ニラクン 900円 3.5
今回も限定のニラクンにしました。水面がニラで埋め尽くされた力強いビジュアルです。辛子と炒められたニラが乗っている感じですね。
ニラをかき分けてスープを見てみると、スープは意外とあっさり系のビジュアルをしています。濃い醤油スープですが、澄んだ清湯系ですね。水面埋め尽くすニラ圧力の割にスープは意外とあっさり系なのね。
ニラのパワーに比べるとスープがおとなしいかと思いましたが、食べ進めると意外とスープもパワーあります。鳥清湯かと思いましたが、味わってみると豚の旨味ですね。あっさりですが豚の旨味をしっかり感じます。
あっさりですが豚の油をしっかり感じる味わいです。あるいはニラをラードで炒めたのかもしれません。さらに底の方には細かく刻んだニンニクや黒胡椒も沈んでいました。
ニラがザクザクでスープもしっかり力ある味わいで、あっさりながら食べ応えがありました。
麺は中細のストレートです。具材は細いメンマやロースのさっぱり系シャーシューなどです。
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