川越ベーカリー 楽楽のパンが美味すぎる
2019年11月午後、埼玉県川越市のパン屋「川越ベーカリー 楽楽」に行ってきました。
お店は、本川越駅から徒歩15分ほどの立地です。
駐車場は、お店の脇から入って、お店の裏が駐車場になっていました。
この記事のもくじ
塩バターロール 160円 3.6
おなじみの塩バターロールですが、結構ハードな感じのフランスパンですね。
バゲットではなく、皮の表面が薄くハードなタイプ。中はしっかり詰まっていながらしっとりで柔らか。
外はカリッとはしていないものの、ハードなので食感は良いです。
上部に振られた粗塩がガリッとするので、食感もますますそれっぽい。
全体的にしっかりバターの風味もしますし、塩気もちょうど良い塩梅でしっかりしているので、素晴らしいです。
マスタードチキン 160円 3.6
ナンみたいな薄い生地で、薄切りのチキンと、刻みタマネギのマスタードを和えたソースが挟まれています。
生地は、適度にハードな食感で、端の部分がカリッと仕上がっていて良い感じ。
チキンはややボリューム不足ながら、マスタードとオニオンとピクルスのソースが、ハニーマスタードみたいな甘みと発酵系の旨味があり、なんとも良い塩梅の味付けで、美味い。
ネギが結構食感残したザクッとしているもので、食感強めです。
牛筋煮込黒カリーパン 210円 3.8
カレーパンなのですが、表面にあまりパン粉が付いていないような風貌です。
よく見るともっときめの細かいパン粉のような、片栗粉?米粉?を発泡させたようなものが付着しています。
これがガリッとしていて、食感が超ワイルドです。すごいガリガリして良いわ!
カレーパンはトースターでカリッと仕上げて食べる派ですが、これはそのままで十分にカリカリで美味い。
中には黒い色をした濃厚なカレーが詰まっています。
牛すじをしっかり煮込んだ感じの非常に味わい深いコクのあるもので、大変美味です。
甘酒のカンパーニュ 310円 3.9
カンパーニュ1/4カットとしてはなかなかのお値段ですね。
しかし、これが超うまかった!
まず基本的にカンパーニュとして生地が素晴らしすぎます。
外側はハード系らしい皮になっていますが、ハードながらに柔らかで、トーストしなくても全然美味しくいただけます。
そして中の生地は、超しっとりモッチモチです。詰まっている感があり、もっちり弾力なので、食べごたえありながら、パサツキのかけらもなく、素晴らしい生地です。
こんだけモッチリしっとりなハード系は、入間のパンジャ以来でした。
そしてほんのり香る酒粕の優しい風味がパンに合う合う!
刻み生姜もアクセントに散らされていて、じつに素晴らしいお味。
2020年1月夕方、埼玉県川越市のパン屋「川越ベーカリー 楽楽」にまた行ってきました。
いちじくのカンパーニュ 210円 3.4
素朴なカンパーニュに黒イチジクが散らされています。
非常に素朴なカンパーニュで、みっちり詰まっている感がある生地です。
パサではありませんが、前回買った超しっとりもちもちの甘酒のカンパーニュの生地とはまるで別物で、また違った感じです。
入っているのが黒イチジクのみで、割とまばらな感じなので、全体の味わいとしてはやや地味めかな。
もっちもちコーンパン 160円 3.7
コーンの粒が散らされたパンで、生地自体も黄色をしています。
生地からもコーンの風味も感じるので、とうもろこし粉なんかも混合されているのかな。
生地が非常にしっとりモッチモチしていて、ブーランジェリーレカンのコーンブレッド寄りの食感でした。あそこまではいかないけど、普通のパンとは比較にならないくらいモチモチで、小麦粉だけで達成できるモチモチ感よりは上にいっている気がします。。
お味噌のパン 210円 3.5
秩父の味噌が練り込まれたパンです。
内側の生地は、ほんのり味噌が香る、少しだけ塩気と味噌のコクが効いた生地です。
そしてメロンパンスタイルで、表面に薄くクッキー生地的なものが覆っていて、こちらは一転甘い味噌味になっています。
この部分は食べた瞬間に味噌せんべいの味を思い出しました。
硬いクッキーみたいな瓦せんべいみたいなあれです。
少し焦げた香ばしい味噌の風味と甘味で、まさにあのみそせんべいの味そのもの。
内側も外側も味噌の風味を存分に堪能できる個性的なパンでした。
まるじゃがベーコン 270円 3.6
パンの中にベーコンで巻かれた丸ごと1個のジャガイモが入っています。
なんか全体的に結構油っぽいパンなのですが、生地がしっとりもちもちなのに驚きました。
特に内側の中心の方は、ベーコンの油が染みたからかしっとりもっちりでした。
中にはじゃがいもとベーコンが入っているわけですが、まさにこの2者の素朴な味わいだけで、余計なものは何もありません。でも美味いんですよね。
ジャガイモはなんと言えない絶妙な柔らかさに仕上がっていて、芯はなく柔らかなものの、同時にしっかりとした歯ごたえも残っていて、冷めているのに非常に素晴らしい美味さ。
ここにベーコンの素朴な旨味が入る、薄味で素朴な味わいなのですが、明らかにしっかり味を感じますし、単純に美味いです。
上にマヨネーズもかかっているのですが、焼かれて酸味が取れたマヨの味がまた良いのです。
2020年10月午後、埼玉県川越市のパン屋「川越ベーカリー 楽楽」に行ってきました。
柿カンパーニュ 310円 3.9
丸ごと1個の柿が入ったパンということで、てっきり中心にゴロンと入っているようなものを想像していたら、バラバラに砕かれて生地に練りこまれている感じでした。
とはいえ、完全に生地と一体化しているわけではなく、柿の果肉感を残しつつ絶妙に溶け込んでいる感じです。
生地全体からほのかに柿の風味や甘みを感じられて、本当に洒落ていて素晴らしい味わいです。柿の優しい甘みがパン全体から感じられるのです。派手な甘さではなくほんのりな甘みが。
また、生地自体もしっとりもっちりの素晴らしすぎる生地で、パサつきなんて1ミリも感じない素晴らしいモチモチ生地です。
さつまいも大納言 350円 3.8
サツマイモと小豆が入ったパンで、生地は柿のカンパーニュ同様に、しっとりもっちりで非の打ちどころがありません。素晴らしい美味さです。
甘い芋と小豆と黒胡麻が散らされているので、味わいも言うことなしです。
こちらは柿とは違ってしっかり甘い派手めなお味です。
とはいえ、一般的なレベルで考えれば上品な甘さですけどね。
ハニートースト 160円 3.7
一見フレンチトースト風に見えますが、バタートーストにはちみつを塗って乾かしてある感じですね。
とにかく蜂蜜がガリガリに硬く仕上がっており、上質なパンのフワフワ食感と、周りの固まった蜂蜜のガリガリ感の食感のコントラストが素晴らしいです。
甘い蜂蜜の味わいも格別ですが、やはり食感にこそ魅力があるパンですね。
2020年12月午後、埼玉県川越市のパン屋「川越ベーカリー 楽楽」に行ってきました。
チョコクランベリー 310円 3.9
期間限定と書かれていたので購入しました。濃厚なチョコレート風味の生地に、クランベリーとクルミとチョコチップが散らされています。
ベリー系とチョコにナッツということで、味わいといい食感といい王道中の王道で素晴らしい組み合わせですが、何気に生地とチョコチップ以外の存在感がありませんでした。
というのも、しっとりもっちりで濃厚なチョコの風味がある生地と、そこに更にチョコ感と甘みをプラスするチョコチップの時点で味が完成していて、クランベリーとクルミの入っていく余地がありませんでした。
単純に濃厚なチョコのパンとして素晴らしく美味いですね。
p.s.その後もう一度買いましたが、その時は周りがパリッと仕上がっていて、さらに最強の美味さでしたので、3.6から3.9に変更しました。
ふわふわさつまいも 160円 3.7
安くて小ぶりなパンですが、素晴らしい美味さのパンでした。これはお値段以上ですわ。
色白のパンに、甘く炊かれたサツマイモが入っているだけのシンプルなパンですが、まず生地が素晴らしく美味いです。
フワフワという通りすごく柔らかなのですが、単に柔らかではなくものすごくモッチモチなのです。このしっとりモチモチ感は本当に素晴らしい。生地だけでも美味いですね。
そこに甘く炊かれたサツマイモが入っていて、こちらはパサつきも無くしっとりで、甘さも控えめではなくしっかりしているので、とても味に力があります。
チャパタ 210円 3.5
こちらはあまりにシンプルなチャバタですね。何の創作もないシンプルな素のパンです。
外側がもう少しカリッとしているのかと思いましたが、少し硬めの薄皮で、一部を除いてあまりカリッとした感じではなかったですね。
内側はモチモチ感のある生地でなかなか上質ではあるのですが、ふわふわさつまいもみたいなしっとりもっちりと比べると、少しだけ乾燥感があるモチモチ感ですね。
十分に美味いのですが、ふわふわさつまいもを食べた後だと霞みますね。
これで周りがカリッとしていると、印象全然違うのでしょうけど。
フレンチトースト 270円 3.4
前に食べた硬いフレンチトーストみたいなハニートーストが大好きなのですが、こちらはふわふわ柔らかなフレンチトーストです。
大きさ違うけど、こっちのがずいぶん高いですね。
何か特別感があるのかと思いきや、意外と普通かな。良くできた普通のフレンチトーストです。
耳のところはややハードに、内側はふわふわ柔らかな、味わいは普通のフレンチトーストです。
ビーフシチュー 210円 3.5
カレーパンの中にビーフシチューが入ったような感じのものですね。
パン粉ではなく小粒のシリアルみたいなのが張り付いていて、このカリカリ感でいただきます。
焼かずに食べましたが、カリカリしていて美味いです。
中にはコクのある濃厚なビーフシチューが入っていて、これまたしっかり美味い。
焼いたほうが更に美味かったかもしれませんが、冷たくても美味いですね。
2021年1月昼、また行ってきました。
羽付きハニートースト 210円 3.3
前に買って美味しかったハニートーストがパワーアップしたようです。
お値段もパワーアップしましたが、お味やいかに。
一番違いを感じるのが、両面にザラメがびっしりこびり付いている点です。写真だと見えにくいですが。元々表面が飴状にカリカリしていたので、ザラメをガッツリ使っていたのかもしれませんが、こんな風に塊のザラメがびっしりだとちょっと嫌気がさします。全部溶け切って飴状になる予定だったのが溶け切らなかったのかな。
味わいは元のものとほとんど同じですが、ザラメのじゃりじゃり感が邪魔なのと、やはり全体的に甘すぎますね。元々かなり甘かったのですが、さすがにこれは甘すぎです。
ドライトマトとモッツァレラ 270円 3.6
見た感じからバゲット状のカリッとしたパンを想像しましたが。先っぽがほんのりカリッとしているだけで、全体的に柔らかです。
しっかり詰まっている感があるのに、モチッとしていてパサつきゼロの素晴らしい生地です。本当にこちらのこういったモチモチ生地は美味いです。
そしてクルミが散らされていて、何気にくるみパンになっているのです。
中にはモッツァレラチーズとドライトマトが入っていて、味わいとしては完ぺきですね。
2021年2月昼、また行ってきました。
黒豆のリュスティック 210円 3.8
シンプルで素朴なリュスティックに、甘く炊かれた黒豆が散りばめられています。
まず単純に生地が素晴らしいですね。少しハードな薄皮の中は、やや酸味を帯びたモッチリしっとりで素晴らしい生地が詰まっています。
このしっとりモチモチ具合は本当に素晴らしいですね。
素朴な味わいのリュスティックに、甘く炊かれた黒豆の味わいが素晴らしいです。
ちくわパン 210円 3.5
ちくわが丸々一本入ったパンですね。
生地自体はソフトなタイプで、内側はしっとり柔らかで良い感じです。
ちくわが丸ごと一本入っていますが、その中心の穴にはシーチキンと玉ねぎをマヨで和えたものが詰まっています。
シーチキンマヨ、ちくわ、パンという、一見ちぐはぐな組み合わせが、何と見事に調和しているのでしょう。素晴らしいですね。
2021年5月昼、また行ってきました。
味噌ピーナツあん食パン 270円 3.5
ピーナツバターが練り込まれた食パンに見えますが、ただのピーナツバターではありません。
その名の通り、白餡に味噌を合わせた味噌餡にピーナツバターを加えてあるのです。
白あんとピーナツバターの組み合わせは、山寺のお土産でその素晴らしさは知っていましたが、そこに味噌要素まで入ると喧嘩になるのではないかなと思いましたが、見事に調和していました。
味噌の風味もピーナツバターの風味もしっかり感じますが、全然違和感なく美味いですね。
また、肝心のパン生地ですが、これまたしっとりモッチモチ系の生地で、文句のつけようがありません。
パリッジュワー塩パン 270円 3.5
以前、塩バターロールは食べたことがありますが、こちらは形状からして全然異なりますね。
その名の通り、バターがガッツリ染み込んで、ジュワーっとした生地をしています。
カロリーは気になるところですが、モチモチ生地にバターがジュワーですからまあ美味いよね。
表面、とりわけ底がカリカリに仕上がっている感じですが、買った時間が遅かったからか、梅雨の湿気のせいか、一部にカリカリの残り香を感じるだけで、割とフニャっていましたね。
状態の良い時ならもっとずっと美味かったのかなと感じました。
2021年6月午後、また行ってきました。
レモンとベリー 340円 3.7
レモンとベリーなんて爽やかな感じで暑い夏にぴったりだと購入しました。
生地は楽楽でも最もうまいモチモチハード系のもので、内側のしっとりもっりちは相変わらず最高ですね。
周りはパリッとしていそうな風貌をしていますが、6月の湿気もあるのか全くカリッとはしていません。でもそんなの全く問題にならないほど、モチッとした内側の生地が美味いのです。
瑞々しいクランベリーとブルーベリーが贅沢に散らされていて、甘酸っぱさが最高です。
レモンピールも少し散らされていますが、ベリーに比べると随分大人しいですね。
2021年7月夕方、また行ってきました。
極太ソーセージのジャーマンポテト風 310円 3.5
フォカッチャの上に極太のフランクが鎮座して、チーズがかかって、少しカレー風味になっています。この時点で勝利確定の組み合わせですが、食べても期待通りの美味さでした。
まず生地ですが、外側は結構弾力ある硬めの薄皮で、内側はしっとりもっちりの良い生地です。
外側が食感派手なフォカッチャみたいで美味いですね。
フランクは皮が一部シナッとなっているような印象も受けましたが、予想以上にパリッとしていて最高ですね。中の肉も鳥を混ぜたチープなものではなくしっかり美味いです。
太くて長くて実に食べ応えがありますね。オニオン、チーズ、カレー風味も合わさって、大変美味いですね。
マンゴーブレッド 310円 3.3
見た感じこちらの素晴らしいハード系みたいにしっとりモチモチなのかと予想していましたが、全然違いましたね。なんかすごい普通のパンという感じで、結構パサです。
パサパサで硬い感じでもないのですが、こちらのしっとりハード系を連想していると面食らいます。
ややオレンジの生地をしていますが、とくに生地からマンゴー風味は感じないですね。
マンゴーとパイナップルも散らされていますが、割と少なめで寂しいです。
全体的に値段からしてややチープな印象を受けました。これが150円くらいだったらまあ妥当かなという感じです。
2022年5月夕方、また行ってきました。
ハチミツレモン 380円 3.4
ハード系のパンの上部に、ハチミツレモンジャムが入っています。
生地自体はもっちりした良い感じのものですが、以前素晴らしかった酒粕パンのしっとりもっちりに比べると全然です。周りの皮の部分は、パリッとはしない厚くやや弾力あるタイプです。
ハチミツレモンは、レモンの果肉と皮にハチミツがかかったものかと思いきや、ハチミツレモン味のジュレ状のジャムでした。
酸味も苦味もなく非常に食べやすくて美味いのですが、個人的にはもう少し刺激的な方がインパクトあるかなという印象です。
抹茶アンパン 230円 3.5
狭山茶が練り込まれた生地のアンパンですね。こういうマフィンみたいな形のあんぱんって洒落ていて美味いことが多いので期待大です。
生地的にはしっとりでもパサでもない、割と普通な印象でした。しっかりしたパン屋さんのパン生地ではあるのですが、特別感は無いかな。
狭山茶がしっかりと練り込まれていて、緑茶の香りがしますが、特別に濃厚という感じでもありません。
むしろ、粒あんの小豆の風味の豊かさの方が目立ちました。
狭山茶の印象を掻き消す、風味豊かな餡子が美味いあんぱんです。
2022年10月午後、また行ってきました。
5種のチーズと蜂蜜のやみつきフォカッチャ 300円 3.9
真ん中に窪みができたフォカッチャで、中心部にはチーズと蜂蜜が詰まっています。
生地はまさにフォカッチャという感じの、やや硬めの弾力ある皮に、モチッとしつつも弾力のある生地が詰まっています。
上にはチーズがかかっていて、溶けて焦げ目がついて香ばしく仕上がっていて、フォカッチャの生地だけでも美味いですね。
そして、中心に詰まったチーズの味わいのパワーよ!
5種類のチーズを使っているそうで、トロッとプリンみたいな感じの柔らかな食感で、クセがなくマイルドなのにとてつもなくパワーある味わいで最高です。
所々散らばったブルーチーズが最高に力強い味わいですね。癖が皆無なのに、チーズの旨味を存分に楽しめます。
そこに更にハチミツも入っていますからね。味わい強すぎ!美味すぎ!
味噌ピーナッツあん食パン 300円 3.8
味噌ピーナッツ白餡を巻き込んだ食パンですね。
ピーナッツバターと白餡を混ぜてピーナツ餡にしたものに、少し味噌を加えて香りとコクを出した感じで、すごくパワーある餡に仕上がっています。
しかも、これが過剰なくらいに巻き込まれていますからね。
とても力強く、しっかり甘いほんの少ししょっぱい味わいです。
生地もしっとり柔らかで美味いですね。たっぷりの餡を巻き込んでいることもあり、パサつきの欠片すらありません。
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