キャラバン ステーキ専門店@唐津市で佐賀牛を堪能

2020年9月昼、佐賀県唐津市のステーキ屋「キャラバン」に行ってきました。

お店は、唐津駅から徒歩4分ほどの立地です。
駐車場は、目の前の道を東に30メートル、南に20メートル進んだところにある田中駐車場というコインパーキングに停めると、ある程度の時間分のコインをくれます。

席はテーブル席とカウンター席があり、カウンターの方が客の要望を聞きながら色々内容をアレンジできるというので、カウンターでお願いしました。

お肉は佐賀牛*伊万里牛とオージービーフがあり、佐賀牛は流石にかなり高価です。
一方のオージービーフの方はなかなか安価で、比較的手軽に楽しめます。

今回は私はオージーは頼みませんでしたが、シェフはオージーの方の旨さにもかなり自信を持っているようでしたので、赤身を楽しむのらオージーもいいかもしれません。

とりあえず佐賀牛の9000円のコースを頼んで、2名でシェアしました。
ハンバーグのランチも食べたかったので、シェアが良いでしょう。
佐賀牛のみのランチだと1人7000円くらいは最低でもかかるので、ハンバーグ入れて値段を抑えるのがシェフのおすすめみたいです。

メニュー表にとらわれずに、予算や食べたい量などを伝えると、良いようにシェフがアレンジしてくれます。これがカウンター席の良いところだそう。

佐賀牛＊伊万里牛 特選ヒレ・サーロインMIXランチ 6オンス　9000円　4.0

まずはサラダが出てきました。オーソドックスなサラダですが、レタスなんかも固いところが入っておらず、ライティングもあるのかもしれませんがキレイに見えました。

続いてスープが出てきます。これは一般的なコンソメ的な玉ねぎのスープですね。もちろんしっかり美味いです。

そしてお肉が登場。多分百グラム切るくらいの大きくはない塊ですが、これで4000円分くらいですからね。

頼んだグラム数の全量をステーキで調理してもらうこともできますが、先ずはシェフがお勧めの食べ方で調理してくれる肉前菜に肉を使うがおすすめ。
三種の調理法で、佐賀牛の美味さを味あわせてくれます。

まずは、薄く切った肉を、熱した皿にバラのように盛り付けたものが出てきました。
皿しゃぶと言ったかな？

薄い肉を一枚とって、熱々の皿で表面をサッと炙ることで軽く熱を通していただくのです。
熱々のお皿に両面をサッと置くと、すぐに両面が薄く熱変性するので、そのくらいでサッといただきます。

ほとんどレアでいただく感じですが、サッと熱を通してるので、脂が溶けて甘味がしっかりしています。

続いて、先ほどりよりは厚みのある薄切りにした肉を、鉄板で一瞬焼いてレア状態でコメに乗せて出てきたのがこちら。
肉寿司風ですが、熱の通り方が本当に浅く、油を軽く溶かしただけの生肉の美味さが際立つ感じです。

せっかくの塊の肉を薄く切って使うのはもったいない気もしますが、塊のステーキよりもむしろ、佐賀牛の旨味を存分に味わえる気がします。

最後にもう一品、薄切りの肉を鉄板で軽く炙ったものが出てきます。出てくるというか、一人分づつ炙ってコテに乗せて目の前に持ってきてくれるので、箸で直接取ってサッといただく感じです。

これは時間勝負で一番いい状態のところを食べさせたいようで、写真撮らずにすぐ食べてくれとのことでした。調理法や料理の鮮度など、かなりこだわりがあるようですね。

そして、前菜三種で肉を4000円分使って、残りは5000円分ですと教えてくれます。ここで残りを減らしてもいいし増やしてもいいし、オージーに変えてもいいしで、実に自由度があります。

本来の予定通り残り5000円分の佐賀牛を焼いてもらうことにしました。
そして出てきたのがこちら。また100グラムあるかないかくらいの小ぶりな塊です。力のある味わいの佐賀牛だし、この後180gのハンバーグも来るので、このくらいに留めておくのが良いでしょう。

よく聞いていなかったのですが、同行者曰く左がサーロインで、右がヒレとのことでした。

まず焼かれて出てきたお肉がこちら。まあなんと芸術的なことか。味の旨さは言うまでもありません。素晴らしい柔らかさで、上質な脂も差し込み、文句のつけようのない味わいです。

こんな感じのステーキがヒレも含めて6,7口分出てきました。
そちらはペレットで自分の好みの加減に熱を入れて自由にいただくスタイル。
とは言え、私はほとんど出てきたままでいただきました。
タレも3種類くらい出てきましたが、シンプルに塩が一番美味いよ。佐賀牛の脂の風味を一番よく味わえる。

同時にご飯と下記のハンバーグも出てきましたが、この肉でご飯を食べる気にはならなかったですね。肉だけで、ほとんど塩で味わいました。ご飯はハンバーグでいただきました。

最後に野菜類の焼き物も出てきました。じゃがいも、サツマイモ、ズッキーニ、パプリカ、エリンギが良い塩梅で焼かれています。

ただし、肉のインパクトが大きいのと、肉食べるのに夢中で野菜は時間が経ってから食べたので、微妙に冷めてしまってフルポテンシャルの状態で味わえなかった。

いや、素晴らしい肉のコースでしたよ。前菜が特に素晴らしかった。
ステーキもすごい美味いけど、私はステーキは特別良い肉でなくても赤身肉でも美味しくいただけるので、前菜の方が飛び抜けた感動がありましたね。

佐賀牛＊伊万里牛ハンバーグランチ 180g　1700円　3.5

ハンバーグのランチも、佐賀牛のランチコースと同じように、サラダやスープやご飯など一連の内容が付くのですが、それでもわざわざ唐津まで来てハンバーグだけ頼む人はいないでしょうね。勿体無すぎますよ。

地元の常連らしき人も結構来てましたか、みんなオージービーフを頼んでいました。 ハンバーグだけ頼む人なんていない。

やはり遠方からの観光客でも、佐賀牛オンリーじゃ一人当たりかなりの額になるので、ハンバーグも頼んで佐賀牛と割っているグループが多かったですね。

ハンバーグも佐賀牛*伊万里牛ということですが、思ったよりも普通だなという印象でした。
いや、すごく上質なハンバーグですが、料理の特性上まぜものも入るので、やはり牛の旨味をダイレクトに感じられるようなものではないなと。
ブランド牛のうまさを味わうには、なんか一歩足りないかんじですね。

少し前に蓼科牛の風味旨味をダイレクトに感じられるハンバーグを食べたばかりなので、ちょっとこれは弱いなという印象でした。

A5の佐賀牛・伊万里牛100パーセントということですが、割とフワッと柔らか系の焼き上がりなので、私の好みに合っていなかったというのはあるかもしれません。

佐賀牛も食べて、このハンバーグで一人当たりの予算を抑えるという意味では意義あるメニューですが、これだけ食べて帰るのは全く奨励されません。

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