長崎卓袱浜勝@長崎市でランチのお手頃しっぽく料理
2020年9月昼、長崎県長崎市の「長崎卓袱浜勝」に行ってきました。
お店は、思案橋駅から徒歩2分ほどの立地です。
駐車場は、無さそうです。
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長崎の恵み玉手箱 2750円 3.8
長崎の接待料理である、しっぽく料理を、手軽に味わえるお店です。
しっぽく料理といえば、一人1万円からとかする、高級なコース料理のイメージがありますが、こちらはしっぽく料理をコンパクトにまとめたランチが手軽に味わえます。
個室でいただくなかなか高級なお店ですが、ランチはリーズナブルだなと思ったら、なんとリンガーハットの系列のお店なんだとか。リンガーハットはここから始まったらしいですね。
まずはサラダが出てきます。長崎県産牛ローストビーフと鯨が選べましたので、ローストビーフにしました。なかなか柔らかで美味いですよ。
同行者は鯨にしましたが、変な泡みたいなのがかかっているだけで鯨感があまりありませんでした。あれは鯨の脂身とかゼラチン質なのだろうか?
そしてメインがやってきます。色々な品がちょこっとずつ盛り込まれた陶器の器で出てきます。
ご丁寧にリボンが結ばれて、お品書きも添えられていますね。
オープンするとこんな感じ。
しっぽく料理は和洋中の折衷料理で、実に色々なものが食べられるのが楽しいところです。
一段上のグレードのランチもあって、そちらはもっと品数多いですからね。
アジのエスカベージュと角煮ですね。アジの洋風南蛮漬けの方は身がポソポソになっておらず、良い塩梅で揚げてありますね。上品に甘酸っぱく仕上げてあるマリネで美味いです。
角煮は割と硬めの舌触りになるくらいしっかり煮込まれています。しかし、簡単に崩れる柔らかさですし、脂身も多すぎないくらいに適度に差し込んで美味いです。
味わいは王道の甘辛醤油味で八角みたいな癖もない王道の日本的な角煮ですね。
青菜も添えられています。
バイ貝の柔らか煮は、サザエみたいなもので、尖った苦味もなく、コリコリ食感が良いですね。
ざっこ海老の揚げ煮は、薄味で仕上がっていて、まあ割と普通の海老という感じですね。
枝豆寄せは、しっかり枝豆の風味が感じられるもので、ほのかに枝豆の食感の片鱗も顔を覗かせていて、しっかり枝豆しているのが良いですね。
ハトシは海老しんじょを薄い食パンに挟んで揚げてある面白い揚げ物です。この衣はある意味究極のパン粉ですね。サクサクで、中の海老すり身団子の柔らか食感とのコントラストで美味いです。こういう面白い郷土料理はいいなあ。
お造りの質の良さも驚きました。少し変わった料理は期待していましたが、刺身のクオリティまでは全く期待していなかったので、これは驚きましたね。料亭で出てもおかしくないレベルですよこりゃ。
マグロ赤身はハリがあり瑞々しい身でありながら柔らかで、しっかりと濃いマグロの味がします。
ハマチはこれまたハリがありサクッとしていて、瑞々しい舌触りで、ブリ並に脂も乗って味も良いです。
真鯛はピチピチ鮮度からは少し熟成が入って、ハリを残しつつ柔らかに仕上がっていて、ベストな状態です。無駄に鮮度の良い硬いものではなく、しっかりベストな状態に仕上がっています。
それぞれの刺身が最高の状態に仕上がっていて、本当にすばらしいお造りでした。
大村湾の糸モズクも、キツすぎない爽やかな酢で仕上がっていて、サッパリ美味い!
五島うどんの汁ものと、押し寿司が出てきました。ご飯ものはじゃこご飯も選べました。
錦糸玉子乗って、軽く具材がシャリに入ったようなもので、個人的にはそんなに好みのタイプではないですね。じゃこご飯のがよかったかな。
まあ、上品な酢の具合に仕上がっていて、流石にクオリティは高いですけどね。
五島うどんって初めて食べますが、結構細めのうどんなんですね。
コシはまあ暖かいうどんとしては標準くらいある感じではありますが、そもそも細いのでガッツリしたコシではないですね。
汁は上品な出汁感のものでなかなか美味い。初めてだったので、変わっていて良かったです。
最後にデザートですね。そのぎ茶のカステラとぜんざいと緑茶ですね。
ぜんざいはまあ普通に完成度高い良いぜんざいという感じですね。
そのぎ茶カステラは、長崎県北部のお茶の産地のお茶を使ったもので、お茶の香りが上品な逸品で良いですね。
海産物もそうですが、色々と地場の食材を使っているのが良い感じでした。
和洋中の料理が単にいろいろ盛り込まれているだけではなく、一品一品のクオリティが非常にしっかりしているのが印象的でした。
ボリューム的にはランチはこれで十分ですが、これなら品数がさらに多い上のグレードのランチでもよかったかなと思うクオリティでしたね。
長崎卓袱浜勝 店舗情報
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