関庵@鶴ヶ島市で蕎麦「二味せいろ」
2021年3月昼、埼玉県鶴ヶ島市の蕎麦うどん屋「関庵」に行ってきました。
お店は、若葉駅から徒歩23分ほどの立地です。
駐車場は、お店の前にあります。
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二味せいろ 890円 3.4
カキフライとのセットなんかも気になりましたが、蕎麦やうどんを食べに来たわけなので、移り気はいかんね。
ということで、純粋に蕎麦かうどんを食べることにしたのですが、二味せいろという文字が目に入ったので、速攻でこれにしました。
蕎麦でいいですかと聞かれたので、よく分からなかったけど、いいですと答えました。
しかし、出てきてびっくり、そば一種類で、つけ汁が2種類でした。
二味せいろってそっちか。確かに二色せいろじゃなくて、二味せいろだもんなあ。
なるほどそっちでしたか、これは想定外だった。
盛り蕎麦一枚に、普通の辛汁&すったて風の胡麻汁のセットでした。
まず蕎麦だけ食べてみましたが、あまり蕎麦の濃い香りはしませんね。意識して鼻から息を吐くと、鼻腔に蕎麦の香りを感じるので、間違い無くしっかりと蕎麦ではあります。
やや、縮れたような歪な麺で、割と珍しいかもしれないですね。
透き通った色に、黒い星が無数に飛んでいて、瑞々しくキラキラした蕎麦ですね。
あまり表面にざらつきを感じない蕎麦で、しっかりとしたコシもあり、極細のうどんみたいな食感かもね。正統派の上質な蕎麦とは少し趣が異なるけど、これはこれでなかなか美味いですよ。
辛汁の方は、枯れたような深い鰹の風味がしっかり香るのですが、あまり醤油感を感じませんね。それなのに塩分はしっかりしている不思議な味わいです。
甘さもなく、鰹感だけしっかり感じる妙にすっきりした味わいです。
ゴマ汁の方は、きゅうりが浮かんで、別添えで刻み玉ねぎもあり、まさに”すったて”という感じです。和の出汁とすりごまの合わさった濃厚な風味で、味に力がありますね。
しかし、すったては味噌が入るのに対して、この胡麻ダレは醤油ベースな気がします。もしかしたら、少しだけ味噌も入っているのかもしれませんが、基本的に醤油味みたいな感じでした。
辛汁と比べると、どうしてもこちらの方が味に力があり、また珍しいので、大半をこちらの汁でいただきました。二味を勘違いして失敗したものと思いましたが、結果美味かったね。
最後に蕎麦湯が出てきました。
結構しっかり蕎麦粉を溶いたような、トロッと白濁した濃厚なものでしたね。
蕎麦の風味もしっかりありました。
2021年8月昼、埼玉県鶴ヶ島市の蕎麦うどん屋「関庵」に行ってきました。
相もり天ざる 1280円 3.4
今回は相もりにしました。うどんと蕎麦が両方楽しめます。しかも天ぷら付きで豪華ですね。
昔ながらの和食屋なんかで蕎麦のセットとか頼むとありがちな、三連装の器に入って出てきました。器がこれなので、一見少ない盛りに見えますが、ごっそり詰まっていてボリューミーです。
蕎麦もうどんも、普通の盛り一枚分くらいあるうえ、天ぷらも付くので腹いっぱいです。
薬味にうずらの卵が出てきましたが、うずらの卵切るハサミ久々に見たなあ。
まず蕎麦ですが、前回同様のものですね。
やや縮れた感じの珍しい蕎麦で、コシはそこそこしっかりしています。
一般的な二八とかよりやや小麦粉比率が多いのかなとは思いつつ、今回は自然にそこそこ蕎麦の風味を感じましたね。濃厚ではありませんが、しっかり蕎麦の風味があります。
なんかいわゆる教科書的なハイクオリティな蕎麦という方向性とは少し違うのですが、ちょっと独特で悪くない蕎麦なんです。
辛汁は、相変わらず鰹は深く香るものの、醤油感は薄めのさっぱりした味わいです。甘味もなく薄味ですね。ややサッパリし過ぎな気もしますが、蕎麦の風味を邪魔しないのが良い。
うどんは、武蔵野うどんみたいに太く長いものではないのですが、色白で艶っとしているうどんです。
割とテクスチャはツルツルでプラスチッキーなうどんですが、しっかり噛みコシがあるだけではなく、上品な伸びコシもあり、武蔵野ではなく讃岐うどんという感じです。
見た感じプラスチッキーですが、食感は結構良いうどんですよこれは。
美味しくいただきました。ただ、汁が普通の辛汁だから、味わい的にやや退屈かな。
天ぷらは、海老天、茄子、イモ、カボチャ等と十分なラインナップ。
全体的に衣が厚く洗練された天ぷららという感じではありませんが、サクッと仕上がっていて悪くないですよ。
ただ、海老天の分厚い衣は内側がクシャッとしていて微妙でした。
野菜天はどれもサクッとしていて申し分なしです。茄子はふっくらジューシー、カボチャはパサつかずトロッと、イモもあまりパサパサせずに美味いです。
最後に蕎麦湯も出てきました。前回同様に蕎麦粉を溶いたような濃厚なもので飲みごたえあります。
関庵 店舗情報
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