中華そば 深緑@東松山市で黒出汁ラーメン
2021年3月午後、埼玉県東松山市のラーメン屋「中華そば 深緑」に行ってきました。
四つ葉の2店舗目らしいです。
お店は、鉄道駅からは遠く離れた立地になりますので、車でのアクセスになります。
駐車場は、お店の横にあります。
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黒出汁 チャーシュー2枚 1300円 3.8
ラーメンは大きく分けて4種類で、黒出汁、白出汁、羅臼昆布と鮭節、極上かつお節となっています。迷いましたが、券売機の一番左上の黒出汁にしました。
一番安いノーマルのラーメンで1100円と強気の値段設定です。
今回はチャーシュー2枚の豪華版ですので1300円もする高級ラーメンです。
随分とデカイお盆に乗って出てきて、レンゲや箸も明らかに豪華ですね。
まずはスープを一口飲んで、ああなるほどねと納得しました。高いだけあって、流石に素晴らしい旨さです。
シャモやホロホロ鶏といった鳥出汁、牡蠣やアサリやハマグリなど貝類、いりこなどの魚介、ゴボウ、白菜、マッシュルームなどの野菜類の出汁を使っているそうです。
濃厚な鶏の旨味が主体ですが、魚介系もしっかりしていて、分厚い旨味です。
四葉そばは鳥の良い出汁は出ているものの、圧倒的な感激まではない、優しい滋味だなあと思いましたが、こちらは同じ清湯のスープでも、かなりガッツリ力がある味です。
鶏単体でもこちらの方が圧倒的に味に力がありますね。水面に浮いてる鶏油の強い旨味が大きいのかな。
パンチのある鶏清湯に、魚介の旨みまで入っているのですから、完璧な布陣です。鳥に隠れず魚介感もしっかり感じられるくらいに強いので、そりゃ全体の味の厚みもすごいわな。
あっさり清湯とは思えないほどの分厚い味わいで、素晴らしいですね。醤油感も、黒とはいえ尖りはなく、出汁感を全く邪魔しません。こうなると白の方も食べてみたくなりましたね。
麺は、中細の麺です。やや加水率低めな麺を、割としっかり茹でた感じで、硬くパツパツな仕上がりではなく、割とゆったり柔らかです。
スープ的にもう少し硬めでもいいのかなとも思いましたが、これはこれで悪くないですね。
そして肝心のチャーシューです。鶏チャーは標準でついていて、もろみポークの方は標準で一種類ですが、今回は2種類乗る豪華版です。
3種類から2種類を選べるので、バラとロースにしました。肩ロースは売り切れでした。
左の小さいのが鶏チャー、右のデカイのがロース、奥の薄いのがバラですね。
鶏は、良い地鶏を使っていそうな、しっかり弾力がありつつ柔らかなもので、味も良く素晴らしい鶏チャーです。
ロースは、本当に柔らかで上質な舌触りですね。もはやチャーシューの域を超えたレベルの素晴らしい豚肉料理です。もちろん味も良く、単に脂身で柔らかいチャーシューとは違う、最上級のチャーシューです。
バラは2枚入っていましたが、部位的に安いのと、薄いので2枚なのかな。こちらは比較的普通のバラ巻きチャーシューで、間違いなく柔らかなんですが、まあ他でもいくらでもあるレベルですね。明らかにロースの方が美味かった。
メンマも太いしっかりしたものが乗って、太くて立派な青菜みたいなのも乗っています。
そしてナルトが乗っているのですが、一般的なソフトでチープなものとは全然違います。
しっかりした練り物屋のかまぼこのような、上質でハードめな歯ごたえと、濃い魚の風味があります。
2021年4月午後、埼玉県東松山市のラーメン屋「中華そば 深緑」に行ってきました。
白出汁 チャーシュー1枚 1100円 3.5
今回は、白出汁の方にしてみました。スープは黒と同じものでカエシのみが異なるようですが、だいぶ印象が違いますね。
白の方が醤油感が薄口で、出汁の旨みがダイレクトに感じられるかなと思いましたが、なんか出汁感も随分異なって感じました。
鶏の旨みがメインなのは同じですが、なんかこちらの方が旨みがマイルドに感じました。あとは牡蠣やアサリの旨みを中心に感じますね。
カエシが薄いからか、鶏よりも海産物系の旨みをより感じた気がしました。
こちらももちろん美味いんだけど、前回感じた圧倒的なインパクトがない気がしました。
麺は前回同様のもので、具材も同じですね。
鶏シャーシューは、前回よりも歯ごたえが柔らかな気がしました。
選べるもろみポークのチャーシューは、今回は1枚にしました。
前回はバラとロースを食べたので、今回は残りの肩ロースにしました。
前回売り切れだったので人気なのかと思いきや、今回は閉店間際でまだありましたね。
味や食感の系統はロースに似ていますね。しっかり柔らかで、肉の味も良く、実に上質です。
ただ、ノーマルのロースの方が上位互換な気がしました。まあ普通に考えて肩ロースの方が筋がある部位ですからね。前回はたまたま売り切れだったのかな。
2021年12月午後、埼玉県東松山市のラーメン屋「中華そば 深緑」に行ってきました。
羅臼昆布と鮭節の中華そば チャーシュー2枚 1300円 3.7
基本の黒白と食べたので、今回は鮭節と羅臼昆布のラーメンにしました。
スープを飲んで昆布や鮭の旨味がガツンと来るのかなと思っていましたが、なんか鶏みたいな旨味に感じました。あまり鮭感を濃厚に感じる印象ではないですね。
上質で力強い鶏清湯的な味わいで、ちょっと想定していた味わいとは印象異なりましたが、間違いなく美味いですね。
単純に超上質な鶏清湯です。薄口の白醤油だからこそ、出汁の風味がよくわかります。
前回の白は薄い白醤油が微妙に感じましたが、今回は鶏が強く味に力があります。
底にいくにつれて鮭節的な味わいも感じました。あらかじめ鮭節と言われなければ何の節か分かりませんが、言われれば確かに鮭の旨みを感じます。
麺はいつもと同じストレート中細麺で、割と加水率しっかりした柔らかく仕上がったものです。
チャーシューは豪華に2枚にしました。
肩ロースはまたしても売り切れだったので、ロースとバラです。
あっ、あとしっとり柔らかな鶏チャーシューもあったか。
太メンマやしっかりしたナルトなど他の具材もいつも通りです。
バラは前は2枚でしたが、今回はデカイの一枚でした。デカいけど前の2枚よりは少ないかな。
でも、前よりも明らかに柔らかくなって、脂の旨味がしっかりしているので、とても美味かった。
ロースは相変わらず柔らかで上質ですが、前回ほどの感動はありませんでした。
前はもっと最上級にしっとり上質な印象でしが、今回は上質ではあるものの普通の範疇だなと。
前回よりも柔らかになっていて、脂の旨味が強い分、今回はバラのが明らかに美味かった。
2022年5月午後、埼玉県東松山市のラーメン屋「中華そば 深緑」に行ってきました。
極上かつお節の中華そば チャーシュー2枚 1300円 3.8
4種類のレギュラーメニューでまだ食べたことのない鰹にしました。
スープを一口飲んですぐに鰹感が強く感じられます。こりゃ確かに鰹だなというストレートな味わいです。濁りのないストレートな鰹節の風味が前面に出たわかりやすい味わいです。
流石に鰹節だけでこの味は出ないので、ベースは鶏清湯だと思いますが、主役は鰹節の濃厚な風味ですね。
個人的には鰹節のツーンとした風味が前面に出た味わいはそれほど好きでもないのですが、このスープは鰹節の風味が圧倒的に主役でありながら、ツーンとした感じがなく美味いです。
醤油感も割としっかりしていて、角のないじんわり厚みのある醤油感が主張します。醤油感は黒醤油寄りなのかな。白と鮭節が白醤油系で、黒と鰹節が黒醤油系と二系統に分かれていますね。
個人的には、こちらのお店は黒醤油の方が好きです。
麺はいつものストレートの中細麺です。具はいつもの通りですね。
今回はチャーシュー二枚にしました。今回は肩ロースが無くてかわりにリブロースでしたので、普通のロースとリブロースの二枚にしました。
こちらが普通のロースの方ですね。相変わらず柔らかできめ細やかな上質な肉質をしています。
初回の超しっとり柔らかな感じまではいっていませんが、素晴らしい肉質であることに違いはありません。
こちらがリブロースです。すごいでかいチャーシューですね。
普通のロースも十分にでかいものなのですが、こちらの方が更にでかいです。
脂身はこちらの方が豊かで、肉質もノーマルロースのサッパリしたものと比べると、脂の旨味が濃厚に感じられるねっとりもっちりな感じです。
少しヒレ感あるサッパリしたきめ細やかなノーマルロースも良いけど、やはり脂豊かなリブロースの方がわかりやすい美味さがありますね。
トロッと柔らかで脂の旨みもあり、素晴らしく美味いチャーシューです。バラもロースも肩ロースもどれも美味いけど、このリブロースはトップクラスに美味いです。
初回の時のノーマルロースに次ぐくらい美味いかな。
中華そば 深緑 店舗情報
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