しばざき食堂@東松山市でイワシフライ定食
2021年5月午後、埼玉県東松山市の「しばざき食堂」に行ってきました。
お店は、鉄道駅からは遠く離れた立地のため、車でのアクセスになります。
駐車場は、お店の横にあります。
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イワシフライ定食 650円 3.8
昔ながらの食堂で、定食系は実に色々なメニューがありますね。うどんメニューが充実してるから、うどんも売りなのかな。定食系はどれも1000円以下でリーズナブル、というか650円くらいのものも目立ちかなり安いです。
とんかつとかアジフライでも良かったのですが、いわしフライが少し珍しかったので、これにしてみました。
なかなか立派な目方のイワシの半身を揚げたものが3つですね。
サラダも添えられていて過不足なし。ご飯、味噌汁、漬物、小鉢という充実の内容です。
ご飯がなかなかハイクオリティで、特別超上質という感じの米ではないものの、艶やかに炊かれていて非常に状態が良いです。
漬物もしっかりした白菜漬けと大根漬けで良いですね。
小鉢は大根や肉などを甘辛醤油で炊いた定番の煮物ですが、甘さは割と控えめで辣油が入って少しピリッとしてパンチがあり美味いです。
メインのフライですが、小ぶりなイワシにしては立派なサイズですよ。
しっかりしたものが3点で十分なボリュームです。
綺麗に揚がっていて美しいですね。衣は割とハードめにカリッと仕上がっています。
中のイワシは超熱々柔らかで、トロッと舌の上で消えて無くなるような感覚でした。
小田原の大原で食べたような、口溶けの青魚のフライを彷彿とさせますね。
アジよりイワシの方が繊細で柔らかな身とはいえ、内陸の片田舎でこんな口溶け柔らかなフライを楽しめるとは思いませんでした。
全体的にクオリティが高いものが出てきた印象で、超リーズナブルな食堂としてはかなり素晴らしいのではないでしょうか。
2021年6月午後、埼玉県東松山市の「しばざき食堂」に行ってきました。
アジフライ定食 650円 3.9
前回イワシフライが素晴らしい美味さだったので、今回はアジフライにしてみました。
アジフライは標準的なサイズのアジフライが2尾分ですね。650円の定食でこれだけのものが出てくるのは立派だなあ。
定食内容は、前回と同じ感じで、ご飯、味噌汁、漬物、小鉢でした。
小鉢は、もやしなどを淡い酢醤油で和えたもので、ごま油も効いていました。
相変わらずご飯のクオリティが高く、特別甘味や風味が濃いわけではないのですが、食感や瑞々しさやねっとり感が素晴らしいです。
メインのアジフライですが、イワシ同様に素晴らしいものでした。
衣は少し細かめのものが、比較的ハードに仕上がっています。
アジの身は、ふっくら柔らかに仕上がっていて、ホロッと舌の上で溶けます。
特に最初の方は揚げたて超熱々で、非常に柔らかな口溶けです。
衣がややハードなので、余計にアジの身が溶けて無くなるような感覚を覚えます。これは素晴らしいね。
もはや小田原の名店である大原と肩を並べるレベルです。わざわざ遠く小田原まで行かなくても、東松山市と川島町の境で食べられてしまいます。
この定食が650円というのは驚きです。
2021年7月午後、埼玉県東松山市の「しばざき食堂」に行ってきました。
エビフライ定食 900円 3.5
今回はエビフライにしました。全体的に超リーズナブルな定食類が並びますが、エビフライは最も高価な定食です。
この安すぎるお店で900円だと、どんなすごいのが出て来るのかなと思いましたが、出てきたものは意外と普通でした。中型エビフライが三尾と標準的な定食だなという印象でした。
定食内容はいつもの通りですね。小鉢はトマトを醤油ダレで和えたものでした。
ただ、積まれているものを並べてみると、一本が意外と太くて立派ですね。
大海老フライとは言えませんが、安っぽいショボいエビフライとは一線を画します。
結構立派なのが3本でこの値段はやっぱり凄いですね。
衣は相変わらずハードめにバリッと仕上がっていて、中の海老はプリッとしていて文句なしですね。タルタルソースがよく合う、しっかりまとまった高品質なエビフライです。
衣で誤魔化していることもない、しっかり太いエビが入っていて、食べ応えあります。
アジやイワシフライみたいに特別感はありませんが、この値段でこれだけ海老フライを食べられたら大満足でしょう。
2021年10月午後、埼玉県東松山市の「しばざき食堂」に行ってきました。
しょうが焼き定食 700円 3.4
今回は、しょうが焼きにしました。今まで揚物が続いていたが、それ以外はいかに。
結構大きめなお皿に乗って出てきて、割としっかりボリュームありますね。ご飯の盛りも良い。
定食内容はいつも通りで、ご飯、みそ汁、漬物、小鉢です。小鉢は、ジャガイモや野菜を辛子マヨで和えた少し酸味のある味わいで、なかなか良いお味ですね。
しょうが焼きは、割と結構汁っ気があるというか、タレがビショビショしている印象です。
肉と玉ねぎが炒められていますが、ビショビショのタレに水没している感じです。
キャベツと同じ皿に盛られているので、よけいに水分が出ていそうです。
豚肉は肩ロース薄切り的なイメージなお肉で、薄切りにしては少し厚めで、柔らかく上質なお肉です。脂の旨みもあり、これなかなか良い肉ですよ。
せっかく上質なお肉なのに、予想通りタレの味が薄すぎです。そりゃあんな水が出てしまってる感じでビショビショじゃそうだわな。何でこんなに水っぽくてビショビショなのだろう。
肉にこびり付いた生姜の部分は甘辛生姜風味で美味いのですが、全体的に薄いビシャビシャのタレで、味が薄めです。これがデフォなのか、失敗して水っぽくなったのか分かりませんが、実にもったいない。
これ水っぽくなってなければ、かなり美味い生姜焼きだろうなと思いました。
味薄いけど、これでも十分に美味かったしね。
2021年12月午後、埼玉県東松山市の「しばざき食堂」に行ってきました。
とんかつ定食 800円 3.4
今回は、トンカツにしました。安いですが、こちらの定食としては高価な部類です。
1000円しないトンカツ定食ですが、割としっかりトンカツの厚みがありますね。
120~140グラムくらいはありそうですね。ランチトンカツとしては十分です。
定食内容はいつも通りです。
今回の小鉢は、モヤシや豚肉などを塩で炒めたものを冷ました冷製という感じでした。
衣は細かめのもので、カラッと揚がっていますが、時間が経つと底のサクサク感が失われ気味になるので、もう少し粗いほうが好きかも。
肉は断面がキラキラしていて、中心まで完全に熱変性しているもののジューシーで良い具合に仕上がっています。
肉汁ジューシーではあるのですが、舌触りはややパサ寄りという感じの、少し不思議なお肉ですね。
特別感のあるトンカツというほどではなく、ごく普通の食堂のトンカツという印象かな。
イワシフライやアジフライのような特別感は皆無です。
しばざき食堂 店舗情報
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