和膳 蜻蛉亭@飯能市でランチ 小懐石 和美膳

2022年6月昼、埼玉県飯能市の日本料理屋「和膳 蜻蛉亭」に行ってきました。

お店は、飯能駅から徒歩8分ほどの立地です。
駐車場は、お店の向かいにあります。

和美膳 5500円 3.9

ランチタイム限定の弁当というメニューもありましたが、せっかくなので小懐石の和美膳にしました。

まずは前菜です。色々と盛り込まれていて豪華ですね。

左奥のは、千切りの野菜類の和え物で、さっぱりした味わいで茗荷なども入っていて良いですね。

真ん中奥は、ほうれん草みたいな青物野菜のおひたしで、定番の甘味も入ったカツオ醤油味です。しっかり味がしますが濃すぎない良い塩梅の味わいで、鰹の風味が濃く、昆布みたいなヌメリもあり美味いです。

右奥はコーン豆腐ですね。胡麻豆腐系のねっとりもっちりというより、むしろ硬めのムースみたいなとろける滑らか舌触りです。コーンの風味と甘みがしっかり感じられました。

手前の色々盛り込まれているのは、手前がオクラ、小さいレンコン?、アサリです。
奥がチーズ巻きサーモン、すり身のテリーヌ、肉巻き牛蒡ですね。

オクラはシャキッとしていて、ほんのり甘みと出汁の旨味が入った淡い醤油味の加減が本当に良いです。

小さい蓮根みたいなのは甘酢漬けになっていて、これまた味の塩梅が良い。オクラもそうだけど、漬け込んでるのに全く水っぽくないのが良いですね。

串に刺さったアサリの煮物は、これまた良い醤油味で仕上がっています。

サーモンはしっとり舌触りで脂ののりもよく、巻いてあるチーズとの相性ももちろん良いです。

魚のすり身を固めたテリーヌみたいなのは、フワッと柔らかに仕上がっていてこれまた美味い。

肉巻き牛蒡も、定番の甘辛醤油味で上品な味に仕上がっていて、肉の質も牛蒡の歯応えも上質です。

前菜は色々盛り込まれていますが、どれも味がよく、この時点でこの店は当たりだなと確信しました。見た目豪華な八寸でも味は微妙な店もあるからね。

お椀は、鱧の湯引きです。初夏の季節感が出ていて良いですね。

結構でかいハモの身が入っています。丁寧に骨切りされているのか抜かれているのか、骨は全く感じずに上質な柔らか白身を堪能できました。

汁は実に上品な塩気が少ない淡い味わいで、鱧の旨味を感じることができました。
これ以上薄味にしたら味がしないよというくらいの、実にギリギリの良いラインを攻めています。

ズッキーニとニンジンを輪っかにしたものが飾り付けられ、海藻?山菜?みたいな、サクサクしたものとヌルヌルしたものが入っています。これはあまり食べたことがなくて、食感が珍しくてよかったです。

お造りは、マグロふた切れ、鯛三切、海老1尾でした。

マグロは、ハリがある感じではなくとても柔らかな歯触りで、ツヤっとしていて瑞々しく良い状態です。しっかり濃いマグロの旨味があり、多分本鮪だと思います。一切れは赤身で一切れが中トロで、どちらも大変に美味いです。

鯛は石鯛とかでしょうか、黒い網目状の皮目をしています。白身のタンパクな身ながらしっかり旨味があり、柔らかで重厚な歯触りです。

海老は尾付きで、生海老らしいねっとりと濃厚な歯触りと味わいです。

続いて、なんと治部煮が出てきました。珍しいですね。加賀料理の代表格です。これが煮物に当たるのかな?

鶏肉、豆腐、カボチャ、インゲン、湯葉巻きが入っています。

鶏肉はとても柔らかで、野菜類も良い炊かれ具合です。

湯葉巻きというか湯葉玉は、とても柔らかで甘味も入った味がついていて、上質でしたね。

全体のつゆの味わいとしては、王道の治部煮といった感じで、ダシが効いた、ほんのり甘味も入った醤油味の汁に、派手にとろみがついて餡のようになっています。ここにワサビを溶いていただくと最高ですね。

味はしっかりしますが、濃すぎないくらいで出汁感がしっかりと感じられます。

焼き物は、サワラとキャベツの梅しそ焼きでした。

焼き方は比較的浅めで、水分が飛んでフワッとしたサワラの感じではなく、比較的ジューシーな仕上がりです。

下に敷かれたキャベツも程よく柔らかに熱が入っています。

うっすら塩味ですが、梅肉ソースと刻み大葉が乗っており、梅シソのさっぱりな味わいで美味いですね。

単なる焼き物ではなく創作系になっているのが良いですね。

揚げ物は、稚鮎の天たま揚げです。
シシャモサイズの稚鮎が、丸っこい天かすみたいな衣で揚げられています。

身はシシャモなんかよりも柔らかで繊細で、ほんのりほろ苦さがあります。

衣は結構ハードめにバリバリしていますね。
柔らかな身とハードめな衣の食感のコントラストが良いです。

ししとう、網目状になった麺?を揚げたものも添えられていて洒落ていますね。

あと、大きなサワガニの素揚げもあります。丸ごといただくサワガニにしてはデカいので、これ噛めるのかなと思いましたが、バリバリに揚がっていて簡単に噛み砕いて食べられました。香ばしくて美味いですね。中には一丁前に蟹味噌みたいなのが見えました。

締めに食事ですね。雑魚ご飯と赤だし、漬物です。

ほんのり極めて薄く、炊き込みご飯みたいに味がついたご飯に、雑魚と刻み高菜が乗っています。素朴で薄味ながら、しっかり味に力がありますね。

赤だしは赤味噌ながらツーンとした感じがなくマイルドで、出汁の感じがしっかり分かります。

最後にデザートのコーヒープリンですね。

滑らか柔らかで、クリーミーなタイプのプリンです。
ほんのりとコーヒーの風味があり、美味いですね。

赤い点々は、アクセントにラズベリーのソースが散らされているのかと思いきや、なんとガラスの器の模様でした。ということで、シンプルな味わいでしたね。

和膳 蜻蛉亭 店舗情報

食べログ → 和膳 蜻蛉亭

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