つかもと@東松山市で三色蕎麦(おせいろ、田舎、ゆずきり)
2016年3月午後、埼玉県東松山市の手打ち そば うどん屋「つかもと」に行ってきました。
お店は、高坂駅から徒歩25分ほどの立地です。
古民家風の見た目から田舎にありそうなお店ですが、意外と町中にあります。
駐車場は、お店の前にあります。
席はテーブル席と座敷席があります。テーブル席に案内されました。
傍らには薪ストーブがあります。外に本物の薪が置いてあったけど、本当に使っているとは。
三色そば 1188円 3.5
蕎麦目当てで来ましたが、せいろ、田舎、ゆず切りの3種類が味わえる三色そばがあったので注文しました。1種類じゃ面白く無いのでね。
それぞれ小型のせいろに小盛りですが、3種合わせると多めの盛り蕎麦、あるいは大盛りの盛り蕎麦くらいあるかもしれません。
この3種類が綺麗に並んだ如何にも3色蕎麦という感じが良いですね。
ちなみに辛汁は、結構出汁も醤油も濃い目ですが、意外と塩分濃度はキツくなく、蕎麦の邪魔をしません。
まずは普通のせいろからいってみます。これは一般的な二八そばかな。
一般的なせいろにしては気持ち太めの切り方かな。
また割と粗めに挽いてあるようで、舌触りはザラッとしています。
北海道産の蕎麦粉だということですが、結構香りが有って良いです。
また、蕎麦だけ噛んでみると甘みを感じました。香りもしっかりしているし良い感じ。
コシもしっかりで素晴らしいのですが、普通の二八はもう少し細切りのほうが好きかな。
極度に洗練された蕎麦という感じでもないものの、香り良しコシ良しで甘みも感じてとても美味かった。
続いて田舎そばです。こちらは挽きぐるみ十割蕎麦だそう。これはとにかく黒いです。
3番粉中心の田舎とはいえ、なかなかここまで黒っぽいのは珍しい。
挽きぐるみとしては割と細かめに挽いてあるようで、無数に浮かぶ黒い星も細かいです。
田舎蕎麦ですので更に太くてザラッとしていますが、せいろも割りとザラザラしているので、舌触りはあまり変わらないかも。
噛み締めた最後の最後に挽かれた皮の歯ざわりを微かに感じるくらいです。
メニューには甘みを感じると書いてありましたが、むしろ微かに舌の奥に渋みを感じるくらい。
香りも強く、結構ゴリゴリに蕎麦を感じる一品です。色といい、舌触りといい、味といい、これ以上分かり易いものがあるかというくらいに正に”蕎麦”でした。
そして、ゆずきり。白い一番粉を使った更科蕎麦に柚子を混ぜてあるものですね。
結構粗めに挽いてありますね。せいろや田舎と同じくらいザラッとした舌触りです。
更科、二八、田舎と蕎麦の実を余すこと無く味わえる三色そばは素晴らしいのですが、白い更科蕎麦は少し味気ないのは事実。そこに柚子を混ぜてあるのがニクい。
辛汁につけてもしっかり柚子の香りが香ります。
薬味がまた豪華で、伊豆産だという生山葵は、塊で出てきて自分で摺り下ろすもの。
辛さ控えめで香りの良いワサビで、後半たっぷり摺って辛汁に入れました。
大量に余って勿体無いなあ、洗って再利用するのかなあと思いましたが、テーブルの上に持ち帰り用のジップロックがありました。これ捨てちゃうんじゃ勿体無いもんね。
ランチタイムはコーヒーが無料になるということで、食後に頂きました。
コーヒーの前に蕎麦湯も出ましたが、少し白く濁ったサラッとしたタイプのものでした。
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