麺や 一途@武蔵小山でフレンチの技が詰まったラーメン「衣利」

2016年4月午後、武蔵小山のラーメン屋「麺や 一途」に行ってきました。

お店は、武蔵小山駅から徒歩7分ほどの立地です。
駐車場は、無さそうです。

衣利 900円 3.4

元フレンチのシェフが作るというラーメンは、牛骨と鶏出汁のフォンドボーをベースにしたものだそうで、どれも独特です。醤油ラーメンの卓、カレーラーメンの途、カレークリームラーメンの利、などなど個性的なラーメンが並びます。

おすすめを聞くと、限定の衣利だというので、これを注文しました。メニューには今まで食べたことがない美味しいラーメンを目指して試行錯誤した結果辿り着いたラーメンとあります。
なんと表現したら良いのか分かりませんがお試しくださいともあり、期待と不安が募ります。

出てきたラーメンは、おおよそ水分とは思えないくらいドロっとヌタっとした、スープというよりもソースといったゲル状のスープに麺が入って、上に甘く味付けされた豚挽きとスライスされた長ネギ玉ネギが乗ったものでした。

このどろどろのスープは、フォンドボーに生クリームを加えて白味噌でコクを加えたようなもので、このまま豚肉やキノコなんかを煮込みたい感じのソースです。

上の方は超どろどろで、あんかけラーメンのようですが、最後スープを飲む頃には大分薄まってラーメンのスープらしくなりました。
動物出汁の旨味と、生クリームと味噌のコクが出ていて、パンチのある味ですよ。
スープ単体としては美味いですよ。このまま洋食のコースのスープとして出てきても驚きません。

ただ、ラーメンのスープとして美味いかと言われると、かなり好みが分かれると思います。
私は問題なく美味しく頂きましたが、人にすすめるかと言われると微妙なところです。
特に麺が昔ながらの中華麺のようなチープな麺で、ほぐされず固まって入っているので、
不味い安食堂のチープなあんかけラーメンを連想させます。

食べるラー油のようなものが付いてくるので、後半はこれを投入して味を変えます。
これを入れるとかなり味の系統が変わり、濃厚なピリ辛スープになります。
これ辣油を投入したほうが味に締まりが出て良いですね。後半しつこく感じても味を変えれば食がすすみます。

サービスでミニライスも付いてくるので、余すこと無くスープを味わい尽くせます。
スープは美味いけど、ラーメンに合っているかはやはり微妙です。パスタとかのがいいかも。

メニューです。クリックで拡大します。

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