芝濱@銀座で割烹ランチ「鯛尽くし膳」

2016年10月昼、東京都中央区銀座の割烹「芝濱」に行ってきました。

お店は、新橋駅から徒歩5分、銀座駅から徒歩7分ほどの立地です。
駐車場は、無さそうです。

お店の入口がいまいち分かりづらいですが、上の写真のビルの左サイドのBARNEA GRILLの入口の脇に地下に降りる階段があります。

階段降りると、こちらのような入り口があります。

平日のお昼の開店時間12時に伺いましたが、この日は予約なしでも入れました。

鯛尽くし膳 1800円 + 茶碗蒸し 200円 3.7

一番安いランチは1800円からで、200円プラスで鱧出汁と烏骨鶏の卵の茶碗蒸しが付きます。
せっかくなのでと付けましたが、これが大正解でした。正直コレが一番うまかった!

茶碗蒸しが柔らかくトロっと仕上がっているのはもちろん出汁が素晴らしい。
変に意識高い薄味ではなく、しっかり味がする濃い出汁の旨味と風味が格別です。

お造りは、もちろん鯛です。朝まで泳いでいたものを朝締めているそうで、非常に新鮮でした。
乾きなど無縁のプリプリの身で、白身魚とは思えないほど身に味があり素晴らしい刺身でした。
刺身は青魚や赤身が好きで、白身とりわけ鯛の刺身など普段は全く興味はありませんが、これは素晴らしかった。
噛み切れやすいように包丁で切れ目を入れているような細かい仕事も光ります。

焼物は鯛なのかなこれ?どちらかというとスズキとかそっち方面の気がしたけど。
これは唯一イマイチでした。炭火で香ばしく焼かれていて、皮の部分はカリっと香ばしく美味いですが、身がパサパサしていました。
少しだけ焼きすぎな気もしましたが、身自体の脂ののりもイマイチのようです。

付け合せはレンコンを牛すじで煮たものと、粗みじんの味付き大根おろしでした。
牛すじ煮は濃い甘い味付けで美味いですね。

椀物は鯛のあら汁でした。薄く上品に麦味噌を使っていて、微かに味噌の風味付けになっていますが、味噌汁ほど味噌が主張せずに実に上品。

アラはそこそこ過食部分もあり柔らかい身で美味い。
ナスが入っているのも特徴でしょうか。これまた出汁を吸って柔らかジューシーで美味いです。

そしてメインの食事と香の物が出てきました。鯛の天ぷらの天茶漬けです。
鯛の切り身を天ぷらにしたものが3枚乗って、上にはクルミのソースがかかります。
すりおろして裏ごしした滑らかなクルミのペーストを何か加えて膨らませて、微かに上品に醤油味が付いている感じです。

この界隈の割烹のリーズナブルなランチというと鯛茶漬けで胡麻ダレが主流ですが、
こちらは天茶でクルミダレと差別化が図られていますね。

胡麻ダレとはまた違ったクルミの風味でいただくサクサク香ばしい天ぷらは、
そのまま食べてもGOOD!一切れはそのままサクサクといただきました。

しかし真打ちは出汁をかけてからでしょう。
鯛の出汁が出てきますので、こちらをかけて天茶にします。

ちなみにこの出汁だけ飲んでみましたが、鯛の上品な出汁と昆布出汁がしっかり出ていて、上品ながらしっかり味がする感じで非常に美味いです。
少し香ばしさも感じたけど、鯛のアラを焼いてから出汁取っているのかしら。

出汁をかけて、クルミダレを溶いて頂きました。
濃ゆい味のする出汁で御飯をいただくだけでも美味いですが、全部混ぜるとまた格別!
鯛の天ぷらは出汁をかけてもかすかにサクサク感が残っていて、正直かけたほうが好きです。

刺身のタイプの鯛茶漬けは9割方は生で食べて最後に出汁をかけますが、
この天茶なら最初から出汁をかけてしまっても全く後悔はないですね。

以上締めて2000円のランチでしたが、お値段以上の品数と満足感だったと思います。
上には3800円の玉手箱や5000円~の昼懐石もありますが、コスパで考えれば鯛尽くし善に敵うものはないでしょう。
お手軽な価格で銀座の割烹ランチが楽しめるのはありがたいです。

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