魚家@三条市でランチの店長おまかせ御膳
2016年11月昼、新潟県三条市の海鮮料理屋「魚家」に行ってきました。
お店は、燕三条駅から徒歩17分ほどの立地です。
駐車場は、お店の前にあります。
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店長おまかせ御膳 2800円 3.3
本日のサービス御膳から、店長おまかせ御膳を注文しました。
ネットの口コミで2000円少々でもの凄い豪華なランチがあるとの評判でしたが、どうもこの1年で随分値上がりしたようです。
運ばれてきて見た目は流石に豪華絢爛です。
刺身、フライ、煮魚、焼魚、茹で蟹といったところがメインで、御飯、味噌汁、小鉢が10点程度付きます。
確かにこれが2000円程度なら、そのコスパに驚いたでしょうけど、今や3000円近いので大きな驚きはないですね。後はクオリティ次第です。
一番美味しいと思ったのがカキフライで、大粒のものが2つです。
熱々にサクッと揚がっていて、牡蠣もそこそこの質で普通に美味いです。
ただ、まあ特別感はなく、普通に美味いカキフライという感じでしたね。
横のぶり大根は、冷めているものでした。流石にこれだけ種類があると全て温かいものを提供するのは無理でしょう。しかし問題はそこではなく、全く脂が乗っていなくて比較的パサパサの身だという点です。味付けは少し甘みもある薄めの醤油味で、もう少し濃い味付けのほうが好きかな。上質な魚だと薄味でもいいけど、微妙な魚で結構薄味なのでチープな印象が・・・
下の焼魚は、さばの塩焼きかな。これまた脂がのっていなくてパッサパサ。かなり微妙・・・
横に乗った卵焼きはまあ普通に美味いです。
その横の小鉢は、何かの魚卵を少し甘みのある薄い醤油味で煮たもの。
ぶり大根と似た味だけどこちらはこの味付けで合っているかな。
刺身は、白身魚中心に海老などもあって、そこそこです。
漁港近くで食べる瑞々しい新鮮な刺身という感じではないですが、まあ内陸のそこそこの日本料理屋で出てくる刺身というクオリティではあります。
全く不満なく美味しくいただきましたが、日本海側の海辺で食べる感動の刺身というイメージとはかけ離れています。そもそも三条市はちょっと内陸だしね。
この日はカニが付いて大変お得と書かれていましたが、カニは小ぶりなものがチョロットです。
細いズワイガニの足1本分くらいで、食べ応えはまるでなし。
みそは結構タップリですが、これがなんか美味くない。塩気も旨味も全く感じない。
びっくりするくらい味がなく、まるで灰汁を食べているようでした。
たまにこういう蟹あるよね、茹でて旨味を全て搾り取られた残りかすみたいなの。
小鉢類は、左上から時計回りに、食用菊のおひたし、ひじき煮、キュウリスティック、卵豆腐の蟹肉乗せ、南蛮漬け、筋子と大根おろし、キモの酢味噌掛け、白子の煮物、何らかの青菜のおひたしです。
おひたし類は無難な味で悪くないです。ひじき煮も甘めで無難に美味しいです。
キュウリには味噌のようなものを付けますが、これが海老味噌みたいな魚介風味がします。
卵豆腐はツルンとして蟹肉ともよく合いいいですね。南蛮漬けも甘酸っぱく無難な味です。
筋子はまあ新鮮な感じはないです。全体的に魚介が内陸クオリティなんだなあ。
あん肝みたいな丸いキモは、良い意味で魚介臭さがあり、酢味噌の味も良く美味かったです。
白子は結構タップリだけど、煮物はあんまり美味くないかな。新鮮な生か天ぷらがいい。
小鉢類は、取り立てて特別感がある感じでもないですが、脇役なので特にこれで問題ないです。
やはり問題はメインの魚介類の質が、地元埼玉の定食屋で食べるレベルだという点です。
新鮮な魚介を期待して新潟に行きましたが、やはり内陸の三条市ではこんなものでしょう。
寺泊とか比較的近いはずなんだけどなあ。
それでも見た目は流石に豪華絢爛でインパクトがあるので、2000円だったら満足感があったでしょうが、今や3000円近いのでそっち方面のインパクトもいまいち感じませんでした。
魚家 店舗情報
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