翠江堂 本店@中央区新川で上品で絶品な苺大福
2017年1月夕方、東京都中央区新川の和菓子屋「翠江堂 本店」に行ってきました。
お店は、八丁堀駅から徒歩5分ほどの立地です。
駐車場は、無さそうです。
人気の苺大福を買いに来たのに、夕方伺ったら既に売り切れでした。
泣く泣く最後に残っていたこの3種類を買って帰ってきました。
この記事のもくじ
そがの里 216円 3.5
当店自慢のロングセラーと書かれていました。
青梅の甘露煮を上白餡に包んだものが入った薯蕷饅頭だそうです。
表面の凹みは何なのかと思ったら、青梅をデザインしたものだったのですね。
薯蕷饅頭ということで皮に大和芋とかが入っているのかな?
比較的フワッとしっとりとした皮ですね。
切ってみるとこんな感じ。中心に種ごと丸ごとの青梅の甘露煮が入っていて、その周りに白餡ですね。梅は甘酸っぱく煮られていて良いですね。
白餡は普通の滑らかな普通の白あんですが、梅の周りは青梅の甘露煮の甘酸っぱい風味が移って、梅餡みたいな感じになっています。
甘酸っぱくて梅の良い風味がある甘露煮と、白餡の優しい甘み、ふんわりな皮が一体となり、爽やかで非常に良いバランスの饅頭に仕上がっています。
大島饅頭 172円 3.3
見た目からして温泉まんじゅうみたいだなあと思ったら、食べてみても全くの温泉まんじゅうでした。温泉まんじゅうとしか言いようがありません。
皮は適度にパサパサで適度にしっとりな、まさに温泉まんじゅうという感じです。
薯蕷饅頭の”そがの里”よりはパサパサしていますね。
中には粒餡が入っています。これも極めて普通の粒餡ですね。特筆するべきところは無いです。
若干黒糖の風味がするところ以外は、本当によくある温泉まんじゅうという感じです。
黒糖羊羹 248円 3.4
大福サイズの黒糖羊羹ですね。水羊羹ではなくねっとり噛みごたえのある煉羊羹です。
底面に砂糖水を塗ってあるようでザラザラした歯ざわりがあります。
味は黒糖の風味のある、しっかりした甘さの煉羊羹ですね。
黒糖の風味と甘さがしっかりしており、上品な味といよりはしっかり甘く濃い味です。
特別感はなく普通の羊羹ですが、黒糖の風味が強く美味いです。
苺大福 216円 3.8
2017年3月午前中の訪問。実は前回夕方に買えなかった後、14時頃、12時半頃と2回訪れましたが、それでも売り切れでした。もうこれは午前中じゃないと駄目だなと思い、今回は土曜日11時に行きました。4度目の正直でやっと購入できましたーーーー!
見た感じは楕円形の形をした横長の大福で、何故か左右の両端に苺の先端が透けて見えています。
真ん中で切ってみるとこのように苺が寝た状態で入っていました。苺大福というと縦に入っているのが一般的ですから珍しいですね。しかし、どうも違和感があるような気がして、もう一つ買ってきたものを90度違う方向から切ってみると・・・
なんと苺が2つ入っているではありませんか!
だから横長の楕円形で両端に苺の頭が透けて見えていたのか。
200円ほどの苺大福に苺が2つも入っているというのは何とも豪華ですね。
相対的にモチとこしあんの比率が少なく、苺が圧倒的な主役で、それを薄いこしあんとモチの層で包んだかのような大福になっています。
苺は香り高く、酸味が際立ちます。餡で舌が馬鹿になって甘みはない酸味の強い苺かと思いましたが、よく味わってみたら甘さもある素晴らしいイチゴでした。
とにかく素晴らしいイチゴで香りと酸味が際立ち、何より柔らかジューシーです。
この香りと酸味が、甘いこしあんと合わさり、素晴らしい酸味と甘味のハーモニーです。
イチゴのクオリティの高さだけではなく、餅も口溶けで非常に柔らかく、こしあんも舌触り滑らかで上品な甘さで、非常に素晴らしい。もうとにかく全てがハイレベルに仕上がっていて素晴らしい苺大福でした。これは人気なわけだわ。