ダバインディア@八重洲で南インド料理屋「ランチミールス」
2017年2月昼、東京都中央区八重洲の南インド料理屋「ダバインディア」に行ってきました。
同じ界隈の北インド料理のグルガオン、タンドール料理のカイバルと同じ系列です。
お店は、京橋駅から徒歩2分、東京駅から徒歩5分ほどの立地です。
駐車場は、無さそうです。
ランチミールス 1250円 3.7
ランチメニューは、本日のカレー850円、3色カレー1050円、ランチミールス1250円です。
12時以降はドーサランチもあります。ホリデーランチはまた別メニューになるようですね。
200円違いなら3種類のカレーがある方が良い。更に200円違いなら、ラッサムとサンバルが付いた方が良い、ということで必然的にランチミールスになりました。上手い値段設定ですね。
出てきたミールスはこの通り、真ん中に長粒米が盛られ、その上にパパドとプーリーが乗ります。
パパドとプーリーが邪魔なので退かしてっと!
長粒米はそこそこ良い盛りで、プーリーも手頃な大きさながら食べ応えがあるので、ボリューム満点です。
背後のカレー達は、左からマトンキーマとカリフラワーが入ったトマト味の赤いカレー、緑色の海老の塩味カレー、大根やオクラなどが入った豆が溶け込んだような黄色いカレー、サンバル、ラッサム、そして謎のオレンジのソースです。
このオレンジのソース、結構な甘さがあり、それに反してスパイスも入ったような感じで不思議な味ですね。ベースはなんだろう?人参や根菜のペーストかな?
さて肝心のメインのカレー3種類ですが、赤、緑、黄と三原色を揃えたカラフルなカレーです。
うーんカラフルでビジュアルが素晴らしい。
右の赤いカレーはトマトベースのカレーに多分マトンの挽肉とカリフラワーが入っています。
マトンカレーによくあるデミ系の味とはまた違うミートソースみたいな味ですね。動物出汁(場合によってはうま味調味料?)がかなり強く効いている旨味あふれるカレーです。
真ん中の緑のカレーは、小海老がこれでもかとたくさん入った、シャバシャバの塩味のカレーです。葉野菜を裏ごししたものが入っているのか美しい緑色をしていますが、青臭い味はあまりせず海老の風味が強く出た塩味のサッパリカレーです。
こういういわゆるカレー感が薄いエビの風味が強い塩味カレー好きだなあ。これ単品だとカレー食べた気がしないけど、ミールスに入っていると味の系統が違って飽きない。
黄色いカレーは一番ドロッと濃厚です。ターメリックそのものという感じの黄色をしていて、豆が溶け込んだような舌触りのまったりマイルドカレーです。大根がたっぷり入っていて、その他オクラなどの野菜類も入っています。豆や根菜が溶け込んでいるのか、はたまたココナツミルクが入っているのか、とにかく濃厚でマイルドです。ただ、スパイスは決して控えめではなく、後からしっかり辛さが来ます。辛さに関しては3種類ともあまり変わりませんね。
ちょっとひっくり返して、左にあるのがラッサムです。南インド料理ではおなじみのトマトスープですね。まるでトマトジュースを温めたようなスッカスカの味のラッラムを出す店もありますが、ダバインディアのラッサムはスパイス感もしっかりしていて良いです。
とりわけ動物出汁が強く効いているわけではないのですが、ニンニクも効いて、トマトやタマリンドの酸味は強く感じられないので、チープに感じませんね。
その右隣はサンバルです。南インド料理ではおなじみの豆などを煮込んだカレースープです。
なんわかんわで、これが一番いわゆるカレーっぽい味なんですよね。
素朴なカレーという感じの味付けに、豆が溶け込んだような舌触りがあります。
豆というよりサツマイモが溶けたかのような甘い香りがして複雑な味わいですな。
どれもこれも違った系統の味がして飽きが来ません、まさにミールスの醍醐味という感じです。
とんでもなく飛び抜けた味のカレーがあるわけではありませんが、いろいろな味いろいろな色のカレーが列んだミールスをこれだけリーズナブルに楽しめるのは素晴らしい!