黒松本舗 草月@東十条で東京三大どら焼き

2017年4月昼、東京都北区東十条の和菓子屋「黒松本舗 草月」に行ってきました。

お店は、東十条駅南口から徒歩2分ほどの立地です。
駐車場は、無さそうです。

土曜日の開店直後の11時15分頃でしたが、早くも店外に30名ほどの列が出来ていました。
随分回転が悪く、購入して店を出たのは40分後のことでした。
かなりの数の店員さんが忙しなく動いていますが、商品ごとに分けて紙袋に梱包するなど丁寧過ぎる梱包で時間がかかっているようです。

12時頃店を出る頃には店外の列が10名ほどになっていたのにはビックリ!
さらに13時頃もう一度通りかかると5名くらいしか列んでいませんでした。
しかも黒松ありますの表示が出ていました。
これ開店直後に来る意味ないですね。遅いとなくなってしまうこともあるのかな?

黒松 108円 3.7

日本橋のうさぎや、浅草の亀十と並んで、東京三大どら焼きにも数えられる草月の黒松ですが、うさぎやの王道のどら焼きとは打って変わって非常に個性あふれるものです。

まず見た目が特徴的でキリンのような斑模様の生地です。
生地は詰まってハードめなシフォンケーキみたいな感じで、新しいどら焼き生地という感じで、とにかく個性的!

ビジュアルもインパクト大ですが味もまた個性的で、はちみつ黒糖?の風味がかなり目立ちます。
生地だけ食べてみましたが、生地に蜂蜜がたっぷり使われているようで、ほんのり蜂蜜と黒糖のような風味があります。あとほんのり塩気もあって味のアクセントになっています。
蜂蜜の風味と微かな塩気で、非常に特徴的で美味い生地です。

中に詰まっている粒餡は結構少なめです。ただ食べてみれば不思議と十分なあんこの量でした。
生地自体が個性的で美味いので、あんこは添えられるくらいで十分です。

あんこは小豆の風味が濃く、割りと甘みもしっかりしていて力あのある味ですね。
粒餡にも仄かに塩気が効いて味のアクセントになっています。

黒餡もなか 129円 3.5

どら焼き専門店ではなく、練り切りなどの生菓子から、お煎餅、見た感じ洋菓子にしか見えないようなものまで売られていました。
せっかくなのでどら焼き意外にも色々購入しました。まずは王道の最中です。
白餡と黒餡がありましたが、今回は黒餡にしました。

円盤状の大ぶりな最中で、購入半日後に食べましたが、最中はサクッとしていました。
しっかり厚みのある最中で中には餡がたっぷり詰まっています。

中の餡子は粒餡ですが、最中らしいネットリとした餡で、甘みは標準的ですね。
塩がアクセントに効いていて、甘塩っぱい餡です。
この甘塩っぱい餡がまた最中になかなか合い、特徴ある最中となっています。

どら焼きの黒松といい、塩気をアクセントにした味付けですね。

桜餅 118円 3.4

こし餡を薄い桜色の生地で巻いて桜の葉の塩漬けで巻いた、典型的な関東スタイルの桜餅です。
まあ個人的には関東育ちでも関西スタイルの桜餅が真っ先に思い浮かびますが。

関東スタイルなので餅ではなく小麦粉の生地ですね。
ただ、これがなかなかモッチリした弾力のある生地でたしかに餅だこりゃ。
生地には桜の葉の香りがしっかり染み込んでいて、まさに桜餅という風味です。

中にはこしあんが詰まっています。滑らかなこし餡は甘さも控えめで上品です。
桜の葉の香りとサッパリした上品なこし餡がベストマッチでいいですね。

桜の葉の塩漬け由来か、それとも生地に塩気があるのか、これまた後から来る仄かな塩気がアクセントになっています。

柏餅みそあん 129円 3.5

柏餅は、こし餡と味噌餡がありましたが、なんとなく柏餅は味噌餡のイメージがあったので味噌餡にしました。
デカイ柏の葉に包まれています。

中の柏餅は意外と小ぶりでした。しかし黄色いなあ。
餅はすぐ固くなってしまうのですぐ食べてくださいということでしたが、持ち帰って食べたのは半日後で、半分くらい結構固くなってしまっていました。
柔らかさを保っている部分は、まさに一般的な柏餅というイメージの弾力の餅でした。

中の味噌餡がこれまた超個性的で、味噌餡というよりももはや味噌ダレですなこりゃ。
白味噌と酒粕の風味が強く、甘い粕味噌漬けのタレみたいです。
これに魚の切り身とかが漬かっていても全く驚かないです。
非常に個性的なかしわ餅で面白かったです。

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