手打ちそば 馬力屋@鴻巣市で「川幅鴨汁うどん」

2017年5月昼、埼玉県鴻巣市の蕎麦屋「馬力屋」に行ってきました。

お店は、鴻巣駅から徒歩11分ほどの立地です。
駐車場は、お店の前にあります。

川幅鴨汁うどん 1000円 3.5

テーブルに置かれたメニューは非常に小さく、メニューの種類もかなり絞られたものでした。
もり、鴨汁、天麩羅付きくらいしか種類がなく、ウドンと蕎麦どちらが良いのかも分からない。

そこでオススメを聞いてみると、鴻巣名物の川幅うどんだという。
よく見ると壁に掲示されたメニューに川幅鴨汁うどんなるものが表示されていました。
鴻巣市には川幅が日本一の場所があり(堤防間の幅が日本一であり実際の川幅は全然広くない)、それにちなんで川幅うどんなる名物を売り出しています。
存在は知っていましたが、食べようとは思いつつも食べたことがなかったので丁度良かった。

出てきた川幅うどんは、ヒヤアツの典型的な武蔵野うどんのスタイルでした。
熱い鴨汁に、冷水で締められた川幅うどん、薬味のネギが付いています。

川幅うどんなるものは初めてですが、本当に幅が広いです。
出てくる前、隣の席の人がウドンというよりワンタンみたいにピロピロだねと話していたので、桐生のひもかわみたいに柔らかで薄いツルツルでピロピロのものを想像していましたが、ちょっと違いました。

シート状ではあるのですが、薄くペラペラというわけではなく、平打ちのきしめんくらいの厚みはあります。そして武蔵野うどんらしい硬めのゴワゴワしたコシがしっかりあります。
超平打ちの麺ですが、しっかり武蔵野うどんだなという食感なのです。
あと表面はツルンツルンではなく、割りと鮫肌な感じで意外とワイルドな食感ですね。

持ち上げるとこの幅である!!開運末広がり麺というだけあって長い三角形になっています。まあこの持ち方じゃ末広がりの逆か・・・

正直普通のウドンより食べにくいですが、まあ毎日食べるものではなく名物ですからね。
食感が新しく、普段食べ慣れた武蔵野ウドンよりも美味しくいただけました。
量も見た目より多く、結構お腹いっぱいになりましたよ。

つけ汁は典型的な鴨汁です。鰹昆布出汁に醤油のカエシのお汁に鴨の脂が溶け出て、少し甘みも入った非常にオーソドックスな鴨汁です。

具は、鴨肉、ネギ、エノキ、シメジがたっぷり入っています。鴨肉は割りと薄切りのお店が多い気がしますが、こちら馬力屋のは厚切りというかブロックみたいな感じで入っていました。
かなり塊な感じでしたので、非常に濃い鴨の味がして、かすかにクセがある気がしました。
なんというか少し血が濃い味というかワイルドな感じです。ただ、臭みとかはなく問題なし。

うどんを頼んだはずなのに、なぜか最後に蕎麦湯が出てきました。
まあ、せっかくの鴨汁なので蕎麦湯で割って飲み干しました。

蕎麦湯は白濁したもので、トロトロの舌触りではなくサラッとしていますが、蕎麦の粒子が沢山浮遊しているみたいな感じで飲み応えがありました。なかなか良いですよ!
蕎麦もなかなか美味いのかもしれませんね。

手打ちそば 馬力屋 店舗情報

食べログ → 手打ちそば 馬力屋

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