おいしいお米の炊き方を徹底解説
お米は炊き方によっておいしさに差が出ます。
いいお米でも炊き方を間違えたら台無しです。
これが正しいお米の炊き方だ
さて、お米も研ぎ終わって、いよいよ炊く段階ですね。
さてと、さっそく炊飯器のスイッチを入れます。
待て待て待て!
まだ、研いだばかりじゃないか。
水にしばらくつけて、吸水させないとだめだよ。
そうでした。
どのくらい吸水時間をとればいいんですか?
夏場は30分程度、冬場で1時間~1時間半だね。夏場は水温が高いから、米に早く浸透するんだよ。冬場は水も冷たいから浸透に時間がかかるわけだ。
水がゆっくり浸透したほうが美味しくなるので、夏場にも水を冷たくして、時間をかけて吸水させる人もいるねえ。研ぎ終わって水を張った釜にラップをかけて、冷蔵庫に入れて吸水させるとか、水を張った釜に氷を入れて水を冷やすなんて人もいるらしいよ。
なるほど。
吸水が大事なんですね。
しっかり吸水させたら、後は炊飯器に任せるだけだ。
まあ、加減しだいだから、何回か試してみて、自分の買った米と炊飯器との相性を見ながら調整してごらん。
ずいぶんアバウトですね。
いやいや、それぞれ持っている炊飯器が違うんだから仕方ないだろう。
昔みたいに、釜で炊くわけじゃないからね。炊飯器なら、特に気を使わなくても、誰でもそこそこのご飯が炊けるからね。一概にどうすれば美味しく炊けるとも言いがたいんだよ。
そんなもんですか。
まあ、吸水時間をしっかりとれば、後は炊飯器に任せればいい。
水加減も、炊飯器の目盛どおり入れれば、たいてい正しく炊けるよ。米の新しさや季節によって若干の水加減が必要になるが、微妙な調整なので何回か試して加減を覚えるしかないね。
本当にアバウトだなあ。
水は水道水でいいんですか?
水道水でいいが、浄水器を通しているのがベストだね。
ミネラルウォーターまで使う必要はないよ。ミネラルウォーターを使うなら、研ぐ時点から使わないと意味がないから、莫大な量が必要になるからね。
さて、炊き上がりました。
さっそく食べましょう。
いやいや、待て待て。
ここから蒸らしの時間だよ。
炊き上がって、炊飯の電源が切れても、すぐに蓋を開けないで、しばらく蒸らすんだよ。
15分程度でいいんだから、ちょっとは我慢しなさい。
15分!長すぎですよ。
カップラーメンが5回できるレベルですよ。
我慢したまえ。
余熱で米の芯までしっかりやわらかくし、水分を米内部に均等に行き渡らせるためだよ。
蒸らしが終わったら、蓋を開けて、ご飯をやさしくかき混ぜるんだ。釜の中の場所によって水分量が異なり斑がでている可能性もあるので、よく混ぜたうえでしばらく置いて余分な水分を飛ばすわけだ。
色々面倒ですねえ。
もっとも最近の炊飯器は、ベストな状態でスイッチが切れるようになっているので、余計なことをしなくても、美味しいご飯が炊けるけるんだけどね。
最後の最後に今までのことを全否定するようなことを言わないでください。