単一銘柄米と複数原料米の違い
お米には大きく分けて2つの種類があります。単一原料米と複数原料米です。
この違いは重要なので、しっかり勉強しましょう。
両者には一体どのような違いがあるのだろう
ところで、TOPページで言ってた複数原料米ってどういうことですか?
ああ、お米といっても色々あるだろう。「コシヒカリ」とか「あきたこまち」とか「はえぬき」とか。
この種類(品種)を銘柄っていうんだよ。
一つの銘柄だけで構成されたお米を単一原料米というんだよ。
いや、単一原料米というのではなくて、複数原料米について聞いてるんですよ。
単一原料米ではない米が、複数原料米なんだよ。
「コシヒカリ」と「あきたこまち」を混ぜて袋に詰めたら、複数原料米になるわけだ。
米袋には「コシヒカリ」とも「あきたこまち」とも記載できないんだよ。
なーんだ、そういうことですか。お米の種類で決まるわけですね。
簡単なことですね。
品種が1種類なら単一原料米、2種類以上ブレンドされてたら複数原料米ってことですね。
まあ、単純にいえばそういうことだね。ただ、厳密にはもう少し厳しくてね、実際には産地、産年、品種の3つが同一でないと単一原料米にはならないんだ。例えば、新潟産コシヒカリ90パーセントと福島産コシヒカリ10パーセントを混ぜて袋に詰めたら、単一原料米ではないんだ。
9割が新潟産コシヒカリでも、袋に新潟産コシヒカリと記載することはできないんだよ。新潟産コシヒカリ9割使用米などのように表示しないといけないわけだ。
でも、スーパーで売っているお米は、ほとんどの袋に大きく○○産コシヒカリや○○産ひとめぼれ等と書いてありますよ。となると、ほとんどが単一銘柄米になりますよ。
書いてないのは僕の買ったサービス米くらいですよ。
まあ、実際にほとんどのお米が単一原料米として売られているね。
複数原料米のほうがマイナーなんだね。
まあ、新米の単一原料米と記載されているのに、明らかに古古米としか思えないような米が入っていることもあるけどねえ。偽装なんかも後をたたないのが現実だしね。
じゃあ、どれを買ったらいいんですか。
まあ、信頼できそうなものを選ぶしかないねえ。
最近は食品偽装に関する監視も厳しきなってるから、ここは表記を信じて買うしかないねえ。
そんなあ。
あとね、複数原料米は、その内訳を、新潟産コシヒカリ9割+福島産コシヒカリ1割などと記載するほかに、国内産米10割と表記することもできるんだ。産地や品種を詳細に記載しなくてもいいわけだね。こういったお米はどこでどう作られたかわからないので注意が必要だね。
まあ、単一原料米を選んでおけば間違いないわけだ。
それから、余談だが、ブレンド米、混合米、多数原料米、多岐原料米、ミックス米、などの表示も複数原料米と同じ意味なんだよ。