新潟県魚沼産コシヒカリなどブランド米の価値について

魚沼産コシヒカリは日本を代表する高級米です。
このブランド米は本当においしいのでしょうか。

魚沼産コシヒカリは日本一おいしいのだろうか

魚沼産コシヒカリをお歳暮でもらいました。
やっぱりおいしいですねえ。
博士もどうぞ。

どれどれ、モグモグ。
うーん・・・・普通だねえ。

ええーーー、魚沼産コシヒカリですよ。
最高級ブランド米ですよ。
こんなおいしいお米を食べたのは初めてですよ。

いや、私も全国色々な米を食べてきているけど、これ特別おいしくないよ。
本当に魚沼産コシヒカリなのかい。
名ばかり魚沼産コシヒカリじゃないのかい。

ええーーーー、どういうことですか。
袋に確かに魚沼産コシヒカリって書いてありますよ。

いやね、魚沼産コシヒカリっていうのは、知っての通り日本最高の米のブランドなんだ。
いや、唯一ブランド化に成功している米といってもいいかもしれない。
とにかく値段が高いので、ニセモノが数多く流通しているんだよ。実際の生産量の10倍が魚沼産コシヒカリとして流通しているとも言われているんだよ。

ええーーーーー、本当ですか。
ひどい話ですねえ。

同じ新潟県産のコシヒカリの1.5倍以上の値段が付くからねえ。ほとんど変わらないコシヒカリなのにね。おいしいお米に必要な要素は、品種>生産者>場所だといわれているんだよ。品種はやっぱりコシヒカリなどの有名な種でないとね。いくら環境が良くても持って生まれたDNAには勝てないということだ。次に生産者だねえ。いくら優良種で最高の環境でも、肝心の生産者の心構えがしっかりしていないと、おいしい米はできないんだよ。そして最後に、作られる場所の環境条件だ。

ええーーーー、作られる場所は最後ですか。
じゃあ、魚沼産だからおいしいというわけではないんですね。

まあ、米作りの環境としては日本最高峰であることは間違いないね。
ただし、魚沼産なら、無条件で他の地域のコシヒカリよりおいしいということはないということだよ。偽物も流通しているかもしれないしね。

そうなのか。
なんかがっかりです。

あとね、魚沼産コシヒカリと一口に言っても、範囲が広いわけだ。
現在、魚沼と名が付く市は、魚沼市と南魚沼市だけだけど、十日町市などの米も魚沼産になるんだ。昔の旧魚沼郡(北魚沼郡、中魚沼郡、南魚沼郡)の範囲という意味では、現在の長岡市、小千谷市、魚沼市、十日町市、津南町、南魚沼市、湯沢町までが、魚沼地方に入ってしまうわけだ。

それはひどいですね。
新潟県の広い範囲が魚沼地方を名乗れることになりますよ。

本当に美味しいといわれているのは、旧塩沢町(現南魚沼市)など魚沼地方の中でも南の方の米なんだけどね。とにかく何でもかんでも魚沼産コシヒカリを名乗ってる状態だねえ。

なるほど、魚沼産コシヒカリなら無条件で美味しいわけではないのですか。
はしゃいで反省です。

まあ、どこの地域で取れても美味しい米は美味しいということだ。
自分の舌を信じて、自分が美味しいと思う米を食べるのが一番だね。

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